ピッチゲージの設計製作

ピッチ(物体と物体の間隔)を測定したいと思ったことありますか?

先日、文房具屋でノートを購入するとき、「行間が何ミリなんだろう?」と疑問に思いました。実は、わたしの名刺の裏側には定規のように1mm刻みの目盛りが印刷されています。
名刺の目盛りが役に立ちました! 
話が逸れましたが、ノートの行間、罫線と罫線の間隔のことを「ピッチ」といいます。 
たとえば、ピッチは7mmと表現します。

航空宇宙部品や自動車部品などに存在する「穴」、「ねじ穴」の相互距離のピッチは、定規やノギスというような汎用測定器では簡単には測定することができません。
そもそも障害物があってノギスでは、物理的に測定できないことが多いです。

たとえば、自動車部品の製作精度は0.1~0.05程度で生産されているものが多く、時には、0.01レベルで生産されています。
このように0.1や0.01の精度を測定するためには、大掛かりな測定装置(例:三次元測定機)が必要になります。
ただし、三次元測定機などは使用環境やオペレーターを選びます。
こんなときにピッチゲージを使用すると簡単に測定、検査することが出来ます。

ピッチゲージは製品に合わせてオーダーメイドで製作されます。
既製品は残念ながらありません。

渡辺精密工業はピッチ―ゲージを設計製作することが得意です。
ピッチだけでなく、面位置や直角度、穴径、位置度などを一度に測定するような設計にすることも可能です。

お気軽にご連絡を!

ゲージを設計製作するために必要なものは
・製品図面または3Dモデル
・測定対象の寸法公差
・測定対象の幾何公差
・どんなイメージで測定するのか(<-渡辺精密工業でアイディアを出すこと可能です)
・使用頻度や設置場所などの使用環境
・既存もしくは類似ゲージがある場合は、その写真またはスケッチ
です。
あとは、渡辺精密工業(愛知県名古屋市)に相談すればOKです。
いままで蓄積した多くの経験から、最適と思われる提案をいたします。
当社のお客様は北海道から九州、そして海外まで。毎年100社を超えるお客様にゲージ、治工具をお届けしています。

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(寺西正明)