全長マスターとは?|1μm単位の高さ比較測定を実現する実測値刻印マスター事例

『高さを安定して比較測定したい』課題を解決|精密測定+実測値刻印による高信頼基準


今日の出荷品から|全長マスターの製作事例

本日出荷した製品の中から、精密測定の基準となる重要な事例をご紹介します。

今回製作したのは、
『全長マスター(高さ基準用マスター)』です。

お客様のご要望は、

『全長の異なる製品を、1μm単位で安定して比較測定したい』

というものでした。

この課題に対し、当社では
『実測値刻印付きの高精度マスター』をご提案・製作しました。


製品仕様(事例)

・φ20 × L=170.5 ±0.005
・φ20 × L=172.5 ±0.005
・材質:SKS3
・熱処理:HRC58以上(サブゼロ処理)
・設計:渡辺精密工業株式会社
・数量:各1個
・実測値刻印:0.001mm単位
・管理番号:25-02332


全長マスターとは何か

全長マスターとは、

『製品の高さ(全長)を比較測定するための基準となるゲージ』です。

本事例では、定盤上で

・製品
・全長マスター

を並べ、ダイヤルゲージを用いて差分を測定することで、

『1μm単位での高さ管理』

を実現しています。


なぜ高精度なマスターが必要なのか

比較測定においては、

『基準となるマスターの精度=測定結果の信頼性』

となります。

そのため、以下のすべてが求められます。

・寸法精度(±0.005mm以内)
・平行度・真直度
・面粗度
・寸法の長期安定性

基準が不正確であれば、
測定結果そのものが意味を持たなくなるためです。


技術ポイント|1μm単位の実測値刻印

本製品の最大の特徴は、

『実測値を0.001mm単位で刻印している』点です。

この精度を実現するためには、

・温度管理された精密測定環境
・高精度測定機による実測
・サブゼロ処理による経年変化の抑制

が不可欠です。

当社では、自社の品質保証部門(精密測定室)にて測定を行い、
その実測値をマスター本体へレーザー刻印しています。


実測値刻印の対応パターン

実測値刻印には、以下の2つの方式があります。

①『当社測定値をそのまま刻印』
②『お客様測定値を指定刻印』

本事例では、

『当社の測定信頼性をご評価いただき、①を採用』

いただきました。

これにより、お客様は

『受入後すぐに基準として使用可能』

となり、品質保証業務の効率化につながっています。


刻印方法の選定

当社では、ワーク材質・熱処理状態に応じて、最適な刻印方法を選定しています。

刻印方式特徴適用例
打刻深く彫り込める/歪みリスクあり焼入れ前の鉄・アルミ材など
リューター刻印手動刻印・浅め・柔軟対応大型製品(レーザ刻印±のステージに載らない大きさ)
レーザー刻印(今回採用)熱処理後でも加工可能・見やすいSKS・鉄・アルミ・樹脂などさまざまな製品・量産品

レーザー刻印は視認性に優れ、仕上がりも美しいため、
外観品質・測定信頼性の両立が可能です。


導入効果|測定精度と品質保証の向上

本マスターの導入により、

・1μm単位での高さ比較測定を実現
・測定基準の明確化
・検査の再現性向上
・品質保証の信頼性向上

といった効果が得られました。

『基準を誰に任せるか』が、
製品品質の安定性を左右します。


渡辺精密工業の強み

当社は、以下の強みを有しています。

・1μm単位の精密測定・刻印対応
・SKS3、SKD、超硬など高硬度材への対応
・自社測定による高信頼品質保証
・レーザー刻印・打刻・リューター刻印の全対応
・自社工場での設計〜製作一貫体制


このような課題に対応可能です

・高さ測定の基準が曖昧
・比較測定の精度が安定しない
・測定結果にばらつきがある
・信頼できるマスターが必要

このような課題に対し、
『基準そのものを高精度で設計・製作』することで解決します。


まずはご相談ください

渡辺精密工業株式会社では、
精密測定用マスター・検査治具の設計製作を行っています。

『1μm単位の信頼性が求められるマスター』も対応可能です。

『どんな小さな疑問にも寄り添う』姿勢で、
最適な測定基準づくりをサポートします。


FAQ(よくある質問)

Q1.全長マスターとは何ですか?   
A1.製品の高さ(全長)を比較測定するための基準となる高精度ゲージです。

Q2.なぜ実測値を刻印する必要があるのですか?   
A2.実際の測定値を基準として明示することで、より正確で信頼性の高い比較測定が可能になるためです。

Q3.どのくらいの精度で製作されていますか?   
A3.±0.005mmの公差内で製作し、実測値は0.001mm単位で刻印しています。

Q4.どのような測定方法で使用しますか?   
A4.定盤上で製品と並べ、ダイヤルゲージなどで高さ差を比較測定します。

Q5.刻印方法は選べますか?   
A5.はい。レーザー刻印、打刻、リューター刻印など、用途に応じて最適な方法をご提案します。

Q6.他のサイズや材質でも対応できますか?   
A6.はい。寸法・材質・用途に応じた特注マスター製作が可能です。

Q7.測定も含めて依頼できますか?   
A7.はい。当社の精密測定室にて測定し、実測値刻印まで一貫対応可能です。


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高さマスター、高さ原器、実測値が必要なもの、校正証明書が必要なもの、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
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<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

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