特殊幅ゲージとは?|ハサミ形状で両側溝を同時測定する高精度ゲージ事例
『中央に軸があって測れない』課題を解決|溝幅と位置関係を一度に確認できる特注設計
今日の出荷品から|特殊幅ゲージによる課題解決事例
本日出荷した製品の中から、測定効率と精度を同時に向上させた事例をご紹介します。
今回製作したのは、
『特殊幅ゲージ(ハサミゲージ形状)』です。
お客様の課題は明確でした。
『幅2.5mmの溝を測定したいが、中央にφ30の軸があるため通常のゲージが使えない』
『測定できても非効率で、位置関係の確認が難しい』
この課題に対し、当社では
『両側溝を一度に測定できる専用ゲージ』を設計・製作しました。
製品仕様(事例)
・測定対象:幅2.5mmの溝(両側配置)
・中心部:φ30軸あり
・測定条件:両側溝の『同軸度(同芯度・位置関係)』確認
・材質:SKS3
・熱処理:HRC58以上(サブゼロ処理)
・厚み:T=2.5 ±0.002
・設計・製作:渡辺精密工業株式会社
・管理番号:25-01974
特殊幅ゲージとは何か
特殊幅ゲージとは、
『測定対象の形状制約に合わせて設計された特注幅測定ゲージ』です。
一般的な幅測定では、
『板ゲージ(幅ゲージ)』を使用します。
しかし本事例のように、
・中央に軸が存在する
・溝が左右に分断されている
場合、通常の方法では
『片側ずつ2回測定する必要』があり、
効率・精度の両面で課題が発生します。
解決方法|ハサミ形状による一体型ゲージ設計
本製品では、中央の制約を解消するために、
『φ30軸を避ける逃げ形状』
をゲージ中央に設けました。
さらに、
・ハサミゲージのような開口構造
・ワイヤーカットによる高精度形状加工
を採用することで、
『両側溝の幅と位置関係を同時に測定できる構造』
を実現しています。
技術ポイント|精度と構造の両立
本ゲージの特徴は、単なる形状工夫だけではありません。
・厚み公差『2.5 ±0.002』という高精度
・中央逃げ形状と測定面の平行度確保
・繰り返し使用に耐える熱処理・材質選定
これらを同時に成立させることで、
『測定精度・耐久性・再現性』
を兼ね備えたゲージとなっています。
導入メリット|測定効率と品質の向上
本ゲージの導入により、以下の効果が得られます。
・測定回数を『2回→1回』に削減(作業効率向上)
・両溝の相対位置を正確に把握(測定精度向上)
・同一条件での再測定が可能(再現性確保)
・作業者によるばらつき低減
結果として、現場の検査品質と作業スピードが大きく改善されます。
このような課題に対応可能です
・中央に障害物があり測定できない
・複数箇所の関係性を同時に確認したい
・測定回数を減らしたい
・検査のばらつきを抑えたい
このような課題に対し、
『測定方法そのものの設計』からご提案可能です。
特殊ゲージ・治具の設計について
渡辺精密工業株式会社では、
・特殊幅ゲージ
・複合形状対応ゲージ
・専用検査治具
など、現場の課題に合わせたオーダーメイド設計を行っています。
『この形状でも測れるか?』という段階から、
最適な構造をご提案します。
まずはご相談ください
当社は、自社工場での一貫製作により、
試作・単品・高精度加工まで柔軟に対応しています。
『どんな小さな疑問にも寄り添う』姿勢で、
最適な測定ソリューションをご提供します。
FAQ(よくある質問)
Q1.特殊幅ゲージとは何ですか?
A1.測定対象の形状に合わせて設計された、特注の幅測定用ゲージです。
Q2.今回のゲージは何が特殊なのですか?
A2.中央に軸がある構造でも、両側の溝幅と位置関係を同時に測定できる点が特徴です。
Q3.なぜ通常の幅ゲージでは測定できないのですか?
A3.中央のφ30軸が干渉するため、片側ずつしか測定できず、効率と精度に課題が出るためです。
Q4.どのくらいの精度で製作されていますか?
A4.厚み公差±0.002mmという高精度で製作し、安定した測定が可能です。
Q5.どのようなメリットがありますか?
A5.測定回数削減、位置関係の正確な把握、再現性向上など、検査効率と品質が向上します。
Q6.他の形状にも対応できますか?
A6.はい。ワーク形状に合わせて最適なゲージ設計を行います。
Q7.試作段階から相談できますか?
A7.はい。構想段階からのご相談にも対応し、実現可能な測定方法をご提案いたします。
お問い合わせはこちらから
特殊幅ゲージ、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
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