『0点マスター(ゼロ点マスター)』製作事例

『非接触測定器の校正精度を支える基準原器|円筒度・振れ1μm級の高精度マスター』

本記事では、『非接触測定器の校正用原器』『ゼロ点基準の高精度マスター』『円筒形ワークの基準ゲージ』をお探しの方に向けて、
『0点マスター(ゼロ点マスター)』の製作事例と設計・加工のポイントを解説します。

測定精度は『基準の精度』で決まります。本事例は、測定信頼性を根本から支える重要部品の実例です。


■ 製品仕様

品名:0点マスター(ゼロ点マスター)
外径:φ12 ±0.02 × L125
両センター基準振れ:0.002
円筒度:0.002
構造:C型両センター構造
端面刻印:あり
材質:SKS3
熱処理:HRC58以上(サブゼロ処理)
設計:お客様支給図
製作数量:2個
当社製造番号:25-02378


■ 課題『測定器の校正精度を保証する基準が必要』

お客様は円筒形状製品を製造されており、非接触測定器で寸法測定を行っています。

その中での課題は、

・測定器の校正基準となる原器が必要
・測定値の信頼性を担保したい
・長期間安定して使用できる基準を確保したい

というものでした。

測定器の精度は、『どの基準でゼロを取るか』に大きく依存します。
そのため、『0点マスター=測定の信頼そのもの』となります。


■ 解決策『高精度かつ長期安定性を持つ原器製作』

渡辺精密工業では、

『幾何公差・寸法精度・経年安定性』の3要素を満たす原器設計・加工を実施しました。


■ 技術ポイント

① 『サブゼロ処理による経年変化対策』

・SKS3の組織安定化
・残留オーステナイトの低減
・長期使用時の寸法変化を抑制

原器として最も重要な『時間軸での安定性』を確保しています。


② 『両センター基準による真円・振れ精度の確保』

・両センター基準での加工・測定
・振れ:0.002mm以内で全域管理
・円筒度:0.002mm以内

さらに実測では、

・φ12.002~φ12.008(ばらつき6μm)
・振れ・円筒度ともに0.001mm

と、要求値を大きく上回る精度を達成しています。


③ 『原器品質を支える一貫体制』

・加工 → 熱処理 → 研削 → 測定を一貫対応
・精密測定室での最終検査
・全数検査による品質保証

『測れる会社』として、基準器にふさわしい品質管理を行っています。


■ 導入効果

・測定器校正の安定化
・測定値の信頼性向上
・品質保証体制の強化
・長期使用によるコスト削減


■ このようなニーズに対応

・非接触測定器の校正用マスターが必要
・測定精度の信頼性を高めたい
・両センター基準の高精度品を製作したい
・経年変化の少ない原器を使用したい


■ 渡辺精密工業の強み

・原器・マスター類の豊富な製作実績
・サブゼロ処理を含む熱処理対応
・ミクロン精度の研削加工技術
・測定・品質保証まで一貫対応

『マスター類はすべて任せている』という継続取引実績が、品質の信頼性を証明しています。


■ まとめ

『0点マスター(ゼロ点マスター)』は、

・測定器校正の基準となる重要部品
・精度・安定性・再現性が求められる原器
・品質保証の出発点

です。

渡辺精密工業では、『測定の信頼を支える基準づくり』を通じて、製造現場の品質向上に貢献します。


■ FAQ(よくあるご質問)

Q1.0点マスターとは何ですか?
A1.測定器の基準となる原器で、測定値のゼロ点を正しく設定するために使用されます。

Q2.どのような測定器で使用されますか?
A2.非接触測定器、円筒測定機、外径測定装置など、基準設定が必要な測定機で使用されます。

Q3.なぜサブゼロ処理が必要なのですか?
A3.熱処理後の組織を安定させ、経年による寸法変化を防ぐためです。原器には必須の工程です。

Q4.どの程度の精度まで対応できますか?
A4.本事例では振れ・円筒度ともに1μm(0.001mm)レベルの精度を実現しています。

Q5.既存のマスターの更新や再製作も可能ですか?
A5.可能です。現物測定や図面復元を行い、同等またはそれ以上の精度で再製作いたします。

Q6.単品や少量でも対応できますか?
A6.はい、1個から対応可能です。試作・評価用としてもご利用いただけます。



精度が求められる製品をすべて自社工場で一貫製作しています。
試作やトライアル要素が強い案件でも、「なんとかしてしまう」のが当社の強みです。

0点マスター、ゼロ点マスター、校正用ツールをはじめ、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
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■会社概要
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住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
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FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
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<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
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