『NG多発の原因はゲージだった』スプライン嵌合ゲージ(通止)製作事例

『嵌め合い不良を防ぐ適正公差設計』通止2段構造で“入り深さ”を見える化

本記事では、『スプライン嵌合検査でNGが多発する』『実際には問題ない部品が不合格になる』という課題に対し、
『ゲージ公差の最適化と通止構造の見直し』で解決した事例をご紹介します。

『スプラインゲージの設計に悩んでいる』『検査と現場実力値が合わない』といった品質保証・生産技術の方に有益な内容です。


■ 製品仕様

製品名:スプライン嵌合ゲージ(通止ゲージ)
形状:内径φ35 × T34 × M1.0
構造:2段通止構造(厚み 40.5±0.015/53±0.015)
材質:SKS3
熱処理:焼入れ・焼戻し(HRC58〜63)+サブゼロ処理
表面処理:黒染め防錆処理
設計:お客様支給図面
数量:1個
当社製造番号:25-02340


■ お客様の課題『正常品までNG判定される』

従来使用されていたスプライン嵌合ゲージにおいて、

・『検査でNG品が多発する』
・『実際には機能上問題ない製品まで不合格になる』

という問題が発生していました。

原因を分析した結果、

『ゲージの通り側厚み公差が厳しすぎる』

ことが判明しました。


■ 原因『ゲージと現場実力値の乖離』

スプライン嵌合は理論値だけでなく、

・表面粗さ
・熱処理による寸法変化
・潤滑状態
・温度条件

といった要素に影響されます。

そのため、

『理論的に正しいゲージでも、現場では過剰品質になる』

ケースが発生します。


■ 解決策『公差見直し+通止2段構造』

お客様側でゲージ設計を見直し、

『通り部の厚み公差を最適化』

した新図面を作成。

当社ではその設計に基づき、新規製作を実施しました。


■ ゲージ構造のポイント

今回採用したのは、

『通り/止まりを2段で判定できる構造』

です。


■ 測定方法

・『通り側』
 ゲージがスムーズに挿入できるか確認

・『止まり側』
 規定位置で確実に止まるか確認

さらに、

『どこまで入るか(嵌合深さ)』

を目視で判断できる設計となっています。


■ 当社の対応『短納期×高精度』

設計変更は緊急性が高く、

『すぐに現場で使用したい』

という要望がありました。

当社では、

・設計承認前から仕様確認を開始
・図面承認後すぐに加工着手
・部門連携による短納期対応

により、迅速な製作を実現しました。


■ 導入効果

・『NG判定の適正化』
・『過剰品質の解消』
・『検査と実製品の整合性向上』
・『現場判断の明確化』

品質保証の精度と現場運用の両立を実現しました。


■ なぜゲージ設計が重要なのか

ゲージは単なる検査工具ではなく、

『品質基準そのもの』

です。

そのため、

・厳しすぎる → 過剰NG
・緩すぎる → 品質不良流出

というリスクがあります。

『現場に合った公差設計』が極めて重要です。


■ 渡辺精密工業の強み

・『スプラインゲージの豊富な実績』
・『熱処理・サブゼロ処理まで一貫対応』
・『現場実力値を踏まえた設計提案』
・『単品・短納期対応』

設計から製作まで一体でサポートします。


■ このような課題に対応可能です

・『スプライン嵌合でNGが多発する』
・『ゲージが厳しすぎると感じる』
・『通止ゲージを見直したい』
・『現場に合った検査基準を作りたい』

最適なゲージ設計をご提案します。


■ FAQ(よくあるご質問)

Q1.スプラインゲージが厳しすぎると何が問題ですか?   
A1.正常な製品までNG判定となり、歩留まり低下やコスト増加につながります。

Q2.ゲージ公差はどのように決めるべきですか?   
A2.理論値だけでなく、加工実力・表面状態・使用条件を踏まえて設定する必要があります。

Q3.通止2段構造のメリットは何ですか?   
A3.嵌合の可否だけでなく、入り込み深さを視覚的に確認できる点です。

Q4.既存ゲージの見直しも対応できますか?   
A4.はい、現状分析を行い、最適な公差設計や再製作をご提案可能です。

Q5.短納期対応は可能ですか?   
A5.仕様確定後、最短での製作対応が可能です。緊急案件もご相談ください。


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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
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MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
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