超硬製ハサミゲージで摩耗しにくく、長く使える検査ゲージを|超硬製ハサミゲージ『7.6±0.1』

摩耗しにくいGO/NOGO検査ゲージ|量産工程・受入検査で長寿命化を実現

量産工程や受入検査では、
「軸径をGO/NOGOで素早く、かつ安定して検査したい」
というニーズが非常に多くあります。

一方で、接触式ゲージであるハサミゲージには、
摩耗による精度低下という本質的な課題があります。

本事例では、
『超硬一体構造』によって摩耗寿命を大幅に向上させたハサミゲージの設計・製作事例をご紹介します。


■ 先に結論|この事例で解決できたこと

  • 超硬材を採用し、摩耗寿命を大幅に向上
  • GO/NOGO判定を誰でも同一結果で実施可能
  • 一体構造によりコストと精度の最適バランスを実現
  • 量産・全数検査でも長期安定運用が可能

■ 製品仕様(課題解決品)

品名: ハサミゲージ(超硬製)
測定仕様: 7.6 ±0.1(通止)
形状: 角形状ハサミゲージ

仕上げ:
・研削加工仕上(▽▽▽)
・ラッピング加工仕上(▽▽▽▽)

材質: 超硬G2
熱処理: なし
表面処理: なし
設計: お客様+渡辺精密工業株式会社(メーカー一任部分)
個数: 1
当社製造番号: 25-02862


■ 用途|ハサミゲージとは何か?

ハサミゲージとは、
軸径などの外径寸法をGO/NOGOで判定する接触式検査ゲージです。

特徴

  • 数値を読まない → ヒューマンエラー防止
  • 誰でも同じ結果 → 検査の標準化
  • 現場で即判定 → 検査スピード向上

ノギスやマイクロメータとは異なり、
「合否判定に特化した測定工具」として量産現場で広く使用されています。


■ 課題|ハサミゲージ最大の弱点は『摩耗』

今回の最大の課題は明確でした。

『とにかく摩耗しにくいゲージにしたい』

ハサミゲージは接触式のため、

  • 使用頻度が高い(全数検査など)
  • 被測定物が硬い(焼入品など)

といった条件では、
測定部の摩耗が避けられません。

その結果、

  • 寸法ズレ
  • 判定ミス
  • 不良流出リスク

につながります。


■ 解決策|超硬一体構造という最適解

一般的な超硬ゲージは、以下の構造が多く採用されます。

  • 母材:鉄
  • 測定部:超硬
  • 接合:ロー付け

しかし本事例では、

『超硬一体構造』を採用

理由

  • 小型サイズのため一体化が可能
  • ロー付け工程を省略できる
  • 精度・剛性・耐久性が向上
  • トータルコストが有利

つまり、

『超硬=高コスト』ではなく、
構造設計次第で最適コストになる

という典型事例です。


■ 技術ポイント|精度と耐久性の両立

本ゲージでは、以下の技術を組み合わせています。

● 研削+ラッピング加工

  • ミクロン精度の寸法管理
  • 接触面の均一化

● 超硬材(G2)の採用

  • 高硬度
  • 高耐摩耗性
  • 長寿命

● 一体構造設計

  • 接合部なし → 精度安定
  • 剛性向上 → 変形リスク低減

■ 規格対応と設計方針

ハサミゲージは
『JIS B 7420』に基づく標準があります。

本事例では、

  • 測定部:厳密設計
  • その他形状:『メーカー一任』

とすることで、

  • コスト最適化
  • 製造効率向上
  • 品質確保

を同時に実現しています。


■ アフターサービス|長く使うための体制

ハサミゲージは消耗品です。

当社では以下にも対応しています。

  • 再研磨・修理
  • 校正・点検
  • 改造対応

『作って終わりではない品質保証ツール』として長期運用を支援します。


■ このような課題に対応できます

  • 摩耗が早く、ゲージ寿命が短い
  • 全数検査で安定した判定が必要
  • 超硬化すべきか判断できない
  • JIS準拠で設計を任せたい
  • 校正・修理まで一貫対応したい

■ FAQ(よくある質問)

Q1. ハサミゲージはなぜ摩耗しやすいのですか?

A. 接触式で繰り返し使用されるため、特に硬い被測定物との接触で測定部が摩耗します。

Q2. 超硬製にするとどの程度寿命は伸びますか?

A. 使用条件によりますが、一般的なゲージ鋼(SKS3)に比べて数倍以上の耐摩耗性が期待できます。

Q3. 超硬は必ず高コストになりますか?

A. 必ずしもそうではありません。本事例のように一体構造にすることでコスト最適化が可能です。

Q4. 図面がなくても依頼できますか?

A. 可能です。用途・測定対象をヒアリングし、最適なゲージ仕様を設計提案します。

Q5. 校正や修理も対応していますか?

A. はい。再研磨・校正・改造など、長期運用を前提としたサポートを行っています。


■ まとめ|摩耗対策は『構造設計』で決まる

本事例のポイントは、

  • 材質選定(超硬)
  • 構造設計(一体化)
  • 加工技術(研削+ラッピング)

を組み合わせることで、

『摩耗しにくく、長く使える検査ゲージ』を実現した点です。


■ 精密ゲージの設計・製作のご相談はこちら

摩耗・精度・コストでお悩みの場合は、
設計段階から最適解をご提案します。

👉 渡辺精密工業株式会社
https://www.wsl-g.co.jp

ハサミゲージ、キャリパーをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
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郵便番号:455-0831
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電話:052-383-8282
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<認証(QMS関連)>
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<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
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<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
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