深さゲージ(通止一体型・TiNコート)|ミクロン精度の段差測定と摩耗対策を両立
GO/NOGO一体型で一発判定|基準面一致±μm精度+HAP40×TiNで長寿命化した深さ・段差ゲージ
製造現場や品質保証工程では、
「深さ・段差・位置関係を素早く、確実に判定したい」というニーズが常に存在します。
その中で現在も多く使われているのが、
『深さゲージ(段差ゲージ)』です。
本記事では、
GO/NOGO一体型・ミクロン精度の基準面一致・TiNコーティングによる耐摩耗性向上
という複数課題を同時に解決した製作事例をご紹介します。
■ 概要:通止一体型で“瞬時判定”を実現
本ゲージは、
- 左右に異なる段差(GO/NOGO)
- 基準面を完全一致(ミクロン精度)
- 摩耗対策としてTiNコーティング採用
という構成を持つ、高精度・高耐久の深さゲージです。
👉 1回の当て込みで合否判定が可能な現場特化型測定具
■ 製品仕様(深さゲージ・段差ゲージ)
- 名称:深さゲージ(通止タイプ・TiNコート付)
- 形状:板形状(厚み8mm)
- 材質:HAP40(高速度鋼)
- 硬度:HRC64~68
- 表面処理:TiNコーティング
- 仕上げ:精密研削加工
- 設計:お客様支給
- 数量:1個
■ 測定仕様と構造(GO/NOGO一体型)
本ゲージは、手持ちで使用する板形状です。
測定仕様
- 左側:0.2mm(0/+0.01) → GO判定
- 右側:0.8mm(0/+0.01) → NOGO判定
- 基準面:左右完全一致(ミクロン精度)
リング形状ワークに載せることで、
- 内部に段差(島)が現れる
- 視覚的に即判定可能
👉 測定+判定を同時に実現
■ 深さゲージの種類と難易度
深さゲージには大きく2種類あります。
① 通止一体型(本事例)
- GO/NOGOを同時確認
- 基準面一致が必須
- 製作難度:非常に高い
② 左右独立型
- 別々に使用
- 基準面一致不要
- 製作難度:比較的低い
👉 本事例は①のため、ミクロン単位の基準面一致が最大の技術課題
■ 技術課題①:基準面をミクロン単位で一致させる
本ゲージでは、
- 物理的に離れた2つの面
- 異なる段差形状
でありながら、
👉 基準面高さを完全一致させる必要があります。
これを実現するために、
- 研削工程設計
- 加工順序の最適化
- 測定方法の工夫
- 温度変化の影響排除
を統合した加工技術を適用しています。
■ 技術課題②:測定面の摩耗対策(TiNコーティング)
測定具において、摩耗は精度低下の大きな要因です。
従来の課題
- 超硬:チッピング(欠け)
- SKS3:摩耗寿命不足
- 硬質クロム:剥離リスク
今回の解決策
👉 HAP40(ハイス鋼)+TiNコーティング
これにより、
- 高硬度
- 優れた耐摩耗性
- 安定した測定面品質
を実現しました。
※本仕様は試作・評価を重ねて最適化
■ なぜ深さゲージは今も使われるのか
デジタル測定器が普及する中でも、
深さゲージは現場で使われ続けています。
その理由は、
- 目視で即判定可能
- 電源不要
- 誰でも使える
- 測定バラつきが少ない
👉 「再現性の高さ」が最大の価値
■ この事例のポイント
- GO/NOGO一体型で一発判定
- 基準面一致(ミクロン精度)
- HAP40+TiNで高耐久化
- 測定効率と品質安定性を両立
- 試作・評価を通じた最適仕様設計
■ こんなお悩みに対応できます
- 深さ・段差を一度で判定したい
- 通止一体型ゲージを作りたい
- 基準面精度をミクロンで揃えたい
- 摩耗に強い測定具が欲しい
- 市販ゲージでは対応できない
■ FAQ(よくある質問)
Q1. 通止一体型ゲージのメリットは何ですか?
A. 1回の測定でGO/NOGOを同時判定できるため、作業時間短縮とヒューマンエラー低減に効果があります。
Q2. なぜ基準面一致が重要なのですか?
A. 基準面がズレると測定結果が変わるため、再現性のある判定ができなくなります。一体型では特に重要な要素です。
Q3. TiNコーティングの効果は何ですか?
A. 表面硬度を向上させ、摩耗を抑制します。測定精度を長期間維持できる点が大きなメリットです。
Q4. 超硬ではなくHAP40を使う理由は?
A. 超硬は欠けやすく、小面積用途では不適な場合があります。HAP40+TiNの方が耐久性と安定性のバランスに優れます。
Q5. 試作段階から相談できますか?
A. はい。評価・試作・仕様検討を含めて対応可能です。最適な材質や構造をご提案します。
■ まとめ|「測定の速さ」と「精度の安定」を両立する
この深さゲージは、
- 測定のスピード
- 判定の確実性
- 長期使用での安定性
をすべて満たすために設計されています。
👉 現場で“迷わず判断できる”測定具が品質を支えます
■ ご相談はこちら
- 深さゲージ・段差ゲージの設計
- GO/NOGO一体型の製作
- 摩耗対策・材質選定
そのような課題があれば、ぜひご相談ください。
👉 渡辺精密工業株式会社
https://www.wsl-g.co.jp
板状深さゲージや摩耗対策のご相談をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
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山形県
福島県
関東
茨城県
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埼玉県
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近畿
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