リングコーン(円錐部品)の高精度加工|φ25H7+キー溝H9を旋盤加工のみで実現した専用機部品事例

巻き線機・専用機部品のコスト最適化|材質選定(SS400/A5052)と嵌合精度を両立した製作事例


製品仕様(リングコーン)

品名:リングコーン

形状:
・円錐形状
・小径 φ40/大径 φ100
・全長 100
・中心部:φ25 H7
・キー溝:巾8 H9

材質:SS400
仕上:旋盤加工(▽▽▽)
表面処理:黒染め防錆
熱処理:なし
購入品:なし
設計:お客様
数量:2個
当社製造番号:25-03441


概要

本事例は、専用機・巻き線機に使用される円錐形状部品「リングコーン」を、旋盤加工のみで高精度(φ25H7・キー溝H9)に仕上げ、コスト最適化を実現した事例です。
材質選定(SS400/A5052)の検討から加工工程の最適化まで対応し、機能・精度・コストのバランスを両立しました。


使用用途:巻き線機・専用機の機能部品

本製品は、巻き線機に組み込まれる部品で、

  • 円錐形状による位置決め
  • φ25H7による軸との嵌合
  • キー溝によるトルク伝達

という複合的な機能を担います。

👉 位置決め精度+回転伝達性能が同時に求められる部品


課題:材質とコストの最適バランス

お見積り段階では、

  • アルミ(A5052)
  • 鉄(SS400)

の2案で検討が行われました。

比較ポイントは以下です。

  • 加工性
  • 強度
  • コスト
  • 使用環境

その結果、

👉 コストと強度バランスに優れるSS400を採用


解決策:旋盤加工のみで高精度を実現

なぜ旋盤加工のみか

本製品では、

  • 研削加工なし
  • 旋盤加工のみ

という工程設計を採用しました。

理由は、

  • 必要精度を満たせる
  • 工程削減によるコスト低減
  • 納期短縮

です。

👉 “やらない加工”を決めることがコスト最適化の鍵


技術ポイント①:φ25 H7の嵌合精度

中心穴 φ25H7は、

  • 軸との嵌合精度を決定
  • 回転精度・振れに直結

する重要部位です。

当社では、

  • 切削条件の最適化
  • 工具選定
  • 加工順序設計

により、

👉 旋盤加工のみでH7精度を安定確保


技術ポイント②:キー溝 H9の精度確保

キー溝(巾8 H9)は、

  • トルク伝達性能
  • ガタつき防止

に関わる重要要素です。

👉 嵌合精度と組付け性のバランスが重要


技術ポイント③:円錐形状の再現性

円錐形状は、

  • 接触位置
  • 組付け安定性

に影響します。

当社では、

  • 旋盤での角度制御
  • 連続加工による形状一体化

により、

👉 安定した円錐精度を確保


検査・品質保証

加工後は、

  • φ25H7
  • キー溝H9
  • 円錐形状

を含む全項目を検査し、出荷しています。

👉 機能部品としての適合性まで確認


継続展開:A5052材への対応

納品後、お客様より

「次はA5052仕様も検討したい」

とのご相談をいただいています。

材質変更に伴い、

  • 加工条件
  • 表面品質
  • コスト構造

も変化するため、

👉 同一形状でも最適解は材質で変わる


この事例のポイントまとめ

  • 円錐形状リングコーンの製作
  • φ25H7+キー溝H9を旋盤加工で実現
  • SS400でコスト最適化
  • 工程削減による短納期対応
  • 材質選定から一貫対応

このようなお悩みに対応します

  • 円錐形状部品の精度が出ない
  • 嵌合公差(H7・H9)が安定しない
  • アルミと鉄で材質選定に迷っている
  • 専用機部品を単品で依頼したい
  • コストと精度のバランスを最適化したい

対応可能な技術領域

  • 円錐加工(旋盤)
  • 嵌合部品加工(H7・H9)
  • キー溝加工
  • 専用機部品製作
  • 材質選定コンサルティング

まとめ

本事例では、円錐形状リングコーンを旋盤加工のみで高精度に仕上げ、材質選定と工程最適化によりコストと精度を両立しました。

重要なポイントは、

  • 必要精度を満たす最小工程設計
  • 材質による最適解の違い
  • 嵌合部品としての機能理解

です。


お問い合わせ

専用機部品・円錐加工・嵌合部品のご相談は
渡辺精密工業株式会社までお気軽にお問い合わせください。

👉 https://www.wsl-g.co.jp/


FAQ

Q1. リングコーンとは何ですか?

A. 円錐形状を持ち、位置決めや回転部品の支持に使われる機械部品です。

Q2. H7やH9とは何ですか?

A. ISO規格の公差等級で、嵌合精度を示す指標です。

Q3. なぜ旋盤加工だけで対応したのですか?

A. 必要精度を満たしつつ、コストと納期を最適化するためです。

Q4. SS400とA5052はどう使い分けますか?

A. 強度・重量・コスト・使用環境に応じて選定します。

Q5. 材質が決まっていなくても相談できますか?

A. 可能です。用途に応じて最適な材質をご提案します。


テーパーリングコーン部品をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。

「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。

👉 お問い合わせはこちらをクリック

お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/

渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/

■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

<営業範囲一覧>

北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
関東
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
新潟県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
静岡県
東海
中部
愛知県
三重県
近畿
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
中国
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
四国
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
九州
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県