D20.84球深さ測定器の校正事例|特注シリンダーゲージによる球面深さ測定と校正対応

球付きシリンダーゲージの原理・校正方法・精度維持までを解説|特注測定ゲージの設計・校正ならお任せ


製品仕様(Specification)

品名:D20.84球深さ測定器
形状:シリンダーゲージ型 特注測定ゲージ
先端:25/32鋼球
仕上げ:▽▽▽
材質:SKS3 他
表面処理:黒染め処理
熱処理:焼入れ焼戻し・サブゼロ処理(HRC58〜63)
購入品:六角穴付ボルト、バネ、ダイヤルゲージ(ミツトヨ製 NO.1160)
設計:渡辺精密工業株式会社
数量:1個
当社製造番号:26-00615


本事例の概要|球面形状の深さ測定と校正対応

製造現場では、穴や特殊形状の『深さ』を正確に測定することが品質保証の鍵となります。

特に以下のようなケースでは、市販測定器では対応が難しい場合があります。

・球面形状の深さ測定
・複雑形状の底面測定
・製品専用の測定方法が必要なケース

本事例では、『球付きシリンダーゲージ構造』を採用した特注測定器の校正対応を実施しました。


測定原理|球付きシリンダーゲージによる深さ測定の仕組み

構造の特徴

本測定器は、先端に『鋼球(25/32)』を備えたシリンダーゲージ構造です。

鋼球は内部のバネ機構によって押し出される構造となっています。

測定の流れ

測定は以下の手順で行います。

・ゲージ本体を手で保持(ローレット加工により滑りにくい)
・鋼球を測定対象に接触
・一定荷重で押し当てる

すると、

・鋼球が押し戻される
・内部機構が作動
・ダイヤルゲージに変位量が表示

このとき、

『ダイヤルゲージの指示値=球の移動量』

となり、この移動量をもとに深さを数値化します。


校正方法|マスターとの比較によるゼロ設定

校正の基本原理

本測定器は『比較測定方式』を採用しています。

・校正マスターでゼロ設定
・被測定物との差分を測定

これにより、

・加工深さの過不足
・設計値との差
を高精度に判定可能です。

なぜ校正が重要か

特注測定ゲージは使用を重ねることで、以下の変化が発生します。

・機構部の摩耗
・バネ特性の変化
・測定精度のズレ

そのため、『定期校正による性能確認』が不可欠です。


校正対応内容|トレーサブルな精密測定

今回の校正は、当社の精密測定室にて実施しました。

使用機器は『国家標準にトレーサブルな検査設備』です。

納入時には以下の書類を提出しています。

・トレーサビリティ体系図
・検査成績書
・校正証明書

結果として、『設計通りの性能を維持していること』を確認しました。


技術ポイント|特注測定ゲージの校正で重要な視点

・測定原理の理解(球移動量=深さ)
・機構変化の把握(バネ・摺動部)
・マスター精度との整合性
・再現性の確保

単なる測定ではなく、『測定システム全体の信頼性確保』が重要です。


このようなお悩みに対応しています

・市販測定器では測れない形状がある
・球面や曲面の深さ測定に困っている
・特注ゲージの校正先が見つからない
・測定精度を定期的に保証したい
・検査工程を効率化したい

渡辺精密工業株式会社では、
『設計・製作・校正まで一貫対応』しています。


対応可能領域

・特注測定ゲージ設計
・シリンダーゲージ製作
・球付き測定ゲージ
・深さ測定治具
・検査治具校正
・トレーサビリティ対応


まとめ|測定精度は“校正”で決まる

測定器の精度は、『校正された基準』によって初めて保証されます。

特注ゲージにおいては、
『設計・製作・校正の一体管理』が品質維持の鍵です。


FAQ(よくある質問)

Q1.球付きシリンダーゲージとは何ですか?
A1.先端に鋼球を持ち、その移動量をダイヤルゲージで読み取ることで深さを測定する特注測定ゲージです。

Q2.なぜ球を使って深さを測定するのですか?
A2.球を用いることで、曲面や複雑形状でも安定した接触が可能になり、再現性の高い測定ができます。

Q3.特注測定ゲージの校正は必要ですか?
A3.必要です。使用による摩耗やバネ特性の変化により精度が変わるため、定期的な校正が不可欠です。

Q4.校正では何を確認するのですか?
A4.マスターとの比較により、測定値のズレや機構の正常動作、再現性などを確認します。

Q5.市販の測定器では対応できない場合はどうすればよいですか?
A5.製品専用の特注測定ゲージを設計・製作することで対応可能です。

Q6.校正証明書は発行されますか?
A6.はい。トレーサビリティ体系図・検査成績書・校正証明書を発行します。

Q7.どのような測定治具に対応していますか?
A7.シリンダーゲージ、深さ測定ゲージ、検査治具、専用測定器など幅広く対応しています。

Q8.1個からでも対応可能ですか?
A8.はい。単品・試作から対応可能です。


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<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

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