テストバー製作事例|振れ2μm・円筒度2μm対応の高精度センター基準バー(校正・検査用)

φ56.8×L110|60°センター角度±30秒・異径センター採用で高精度データムを構築


製品仕様(Specification)

品名:テストバー

形状:φ56.8 × L110

仕上げ:精密研削仕上げ
材質:SKS3
表面処理:防錆黒染め処理後仕上加工
熱処理:焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理 HRC58~63

設計:渡辺精密工業株式会社
数量:1本
当社製造番号:26-00374


用途:試験・検査機の調整および校正用基準バー

本製品は、

『試験機・検査機の調整および校正に使用するテストバー』

です。

両端のセンターを基準とした回転精度により、

・装置の芯出し確認
・回転精度の評価
・測定機の基準合わせ

に使用されます。


課題:センター基準で“振れ2μm”を実現する精度設計

本製品の最も重要なポイントは、

『両端60°センターを基準とした回転精度』

です。


要求仕様

・外径振れ:2μm
・円筒度:2μm

これは、

『センター基準での外径精度管理』

を意味します。

単なる外径研削ではなく、

・センター精度
・芯出し精度
・研削精度

すべてが連動する高度な加工領域です。

幾何公差は厳しいですが、外径公差は一般公差指示であり、不必要にコストを掛けない仕様です。


技術的特徴①:異径60°センターの採用

本製品では、左右のセンター穴が

『異なるサイズ』

で設計されています。

仕様

・一方:大端径 φ24
・もう一方:大端径 φ39

通常は同一サイズが多いセンター穴ですが、

用途に応じて最適化された設計です。


技術的特徴②:センター穴の高精度仕様

センター穴は基準そのものであるため、
以下の精度が求められています。

要求精度

・角度:60° ±30秒
・面粗度:3.2Z

ポイント

・接触状態の安定
・芯出し再現性の向上
・摩耗の影響低減

センター精度がそのまま測定精度に影響します。


技術的特徴③:円筒度2μmの外径研削

外径φ56.8は、

『実際に使用される機能面』

です。

管理内容

・円筒度:2μm
・センター基準での振れ:2μm

センターと外径の関係性を高精度で一致させています。


識別性とトレーサビリティ:端面レーザ刻印

外径は機能面のため、

『刻印は端面(センター面)に実施』

しています。

刻印内容

・図面番号
・品番
・用途機械番号
・製造年月
・メーカー記号

現場での識別性とトレーサビリティを確保しています。


なぜテストバー精度が重要なのか

テストバーは、

『装置精度の基準を決めるツール』

です。

影響

・テストバーがズレる
→ 装置調整がズレる
→ 製品精度に影響

つまり、

『品質の起点となる重要部品』

です。


このようなお悩みはありませんか?

・検査機の校正精度を高めたい
・センター基準での振れを管理したい
・円筒度2μmレベルの加工が必要
・大型センター穴の高精度加工を依頼したい
・トレーサビリティ対応の刻印を入れたい


まとめ:センター基準の精度が装置精度・検査精度を決める

本事例のポイントは、

『センター精度 × 外径精度 × 測定用途設計』

です。

単なる丸棒ではなく、

『測定基準として機能する精密工具』

として製作しています。

渡辺精密工業株式会社では、
テストバー・校正用マスターの設計から製作まで対応しています。


FAQ(よくある質問)

Q1.テストバーとは何ですか?
A1.検査機や工作機械の調整・校正に使用する基準工具で、回転精度や芯出し確認に用いられます。

Q2.なぜセンター穴の精度が重要なのですか?
A2.センター穴が回転基準となるため、角度や面粗度が測定精度に直接影響するためです。

Q3.振れ2μmとはどの程度の精度ですか?
A3.非常に高精度な領域であり、センター加工・研削・測定すべての精度管理が必要です。

Q4.センター穴のサイズが異なる理由は何ですか?
A4.使用する装置や支持条件に合わせて最適な接触状態を得るためです。

Q5.テストバーに刻印は可能ですか?
A5.はい。機能面を避けて端面にレーザ刻印を行い、識別性とトレーサビリティを確保できます。


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<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

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