スプラインゲージ加工とは?φ210薄肉リング×WEDMで嵌合精度を実現した事例

変形対策×硬質クロムメッキ設計|薄肉リング形状の高精度ゲージ製作


このようなお困りごとはありませんか?

・スプライン形状の嵌合確認を正確に行いたい
・薄肉リング形状で変形が出てしまう
・ワイヤーカット後の歪みが大きい
・メッキ処理品がほしい

こうした課題は、『加工順序と全体設計』で解決できます。


製品仕様

・品名:嵌合チェック用スプラインゲージ
・形状:φ210(外径)× φ180(内径)× T6

・スプライン仕様:
 ・歯数:40
 ・外径側にスプライン形状
 ・一部欠歯あり(4か所)

・加工方法:ワイヤーカット(WEDM)

・仕上げ工程:
 ・平面研削(反り除去)
 ・WEDM加工(複数回)
 ・硬質クロムメッキ(膜厚1~2μm)

・材質:SKS3
・熱処理:焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理(HRC58~62)
・表面処理:硬質クロムメッキ
・仕上:▽▽▽(WEDM)
・設計:渡辺精密工業株式会社
・数量:1
・当社製造番号:26-00989


課題の背景

本製品は、

『スプライン嵌合を確認するためのゲージ』

であり、

『精度=嵌合評価の正しさ』

に直結します。

しかし、

・外径φ210に対して内径φ180
・厚みT6

という条件から、

『非常に薄肉なリング形状』

となっており、

加工中・加工後ともに、

『変形リスクが極めて高い』

案件でした。


なぜ薄肉スプラインは難しいのか?

加工時の応力による変形

外径と内径の差が少ないため、

・クランプ時の応力
・放電加工の熱影響

により、

『簡単に歪みが発生』

します。


平面度確保の難しさ

厚みT6のリングで、

『反りをゼロに近づける』

には、

高度な平面研削技術が必要です。


メッキによる寸法変化

硬質クロムメッキは、

・膜厚1~2μm

とはいえ、

『スプライン嵌合ゲージでは無視できない変化量』

です。


当社の対応ポイント

平面研削での基準確立

まず、

『反りを抑えた状態を作る』

ため、

平面研削で基準面を仕上げています。


WEDMの多段加工と条件設計

ワイヤーカットでは、

・加工回数
・加工順序
・条件設定

を最適化。

さらに、

技術者間で事前に協議を行い、

『歪みを最小化するプログラム』

を設計しています。


クランプ方法の最適化

薄肉部品では、

『固定方法が精度を左右』

します。

そのため、

・クランプ位置
・締結力

を細かく調整しています。


メッキ込みの寸法設計

最終工程の

『硬質クロムメッキ』

を見越して、

・膜厚分の補正
・嵌合クリアランス設計

を事前に織り込んでいます。


導入効果

・薄肉リングの変形抑制
・スプライン嵌合精度の確保
・メッキ後の寸法安定
・高精度ゲージとしての信頼性向上

結果として、

『正確な嵌合評価が可能なゲージ』

を実現しました。


まとめ

本案件のポイントは、

『加工技術単体ではなく、全工程の設計力』

です。

当社では、

・薄肉部品の変形対策
・WEDMの高度な条件設計
・メッキ込みの寸法管理

により、

高精度ゲージ製作に対応しています。

ぜひ、お困りごとがあれば渡辺精密工業株式会社にご相談ください。


FAQ(よくある質問)

Q1.スプラインゲージはどのように製作されますか?
A1.ワイヤーカット加工を中心に、平面研削や熱処理、メッキを組み合わせて製作します。

Q2.薄肉リングはなぜ変形しやすいのですか?
A2.外径と内径の差が小さいため、加工応力や熱影響で歪みが発生しやすいためです。

Q3.メッキ後の寸法はどう管理しますか?
A3.膜厚を考慮した事前製造と加工補正により対応します。

Q4.ワイヤーカットで精度は出ますか?
A4.加工条件と回数を最適化することで高精度を実現可能です。

Q5.単品でも対応可能ですか?
A5.はい。1個から対応しています。


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<金型>
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測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

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