芯ズレ測定バーの製作でお困りではありませんか?『図面にない同軸度』まで考えた精密加工事例

芯ズレ測定バー・測定治具・マスターゲージの製作ならお任せください。用途を理解し、『図面を超える品質』でお応えした加工事例をご紹介します。


製品仕様

今回ご紹介するのは、自動車部品メーカー様からご依頼いただいた『芯ズレ測定バー』です。

製品仕様

項目内容
品名芯ズレ測定バー
用途芯ズレ確認用測定治具
形状φ17.875±0.0015 × φ17.655±0.0015 × φ25ローレット加工 × L100 × φ17.855±0.0015 × φ14.20±0.005
材質SKS3
熱処理焼入れ・焼き戻し HRC58~63
表面処理黒染め防錆
加工両センター加工・精密研削加工
数量1個
設計お客様支給図面
当社管理番号26-01697

芯ズレ測定バーとは?

芯ズレ測定バーとは、自動車部品や精密機械部品などの『同軸度』『芯ズレ』『振れ』などを確認するために使用される測定治具です。

用途によって、

・芯ズレが全くない『基準(マスター)』

・意図的に芯ズレを設けた『NGマスター』

の2種類が製作されます。

検査工程では、測定器の精度確認や、検査員の判定基準として使用される重要な治具です。


お客様の課題

今回の図面には、各外径寸法の公差は細かく指示されていました。

しかし、『同軸度』については一切記載がありませんでした。

通常であれば、図面どおり加工して納品することも可能です。

しかし、品名は『芯ズレ測定バー』。

用途を考えれば、各段の軸が揃っていなければ、本来の役割を果たすことはできません。

そこで当社では、

『図面への記載漏れではないか』

と判断し、お客様へ確認するとともに、同軸度を意識した加工を実施しました。


当社が行った品質への配慮

今回の加工では、

『4段すべての外径を高精度で同軸に仕上げる』

ことを最優先としました。

そのため、

・両センター加工(センター磨き)

・精密研削加工

・加工工程の最適化

を実施し、

『同軸度0.003mm以内』

を目標として製作しました。

図面には要求されていなくても、用途から必要品質を考え、品質をつくり込むことが当社のものづくりです。


芯ズレ測定バーには2つの種類があります

芯ズレ測定バーには、大きく分けて2種類あります。

① 同軸度が極めて高いマスター

今回製作したように、芯ズレがほとんどない測定バーです。

製品の芯ズレ確認や測定器の基準として使用されます。

② 意図的に芯ズレを付けたNGマスター

こちらは、あえて芯ズレを設けた測定バーです。

検査員教育や測定器のキャリブレーション、判定基準の確認などで使用されます。

実は、この『意図的に芯ズレを作る加工』の方が、高度な加工技術と測定技術が求められます。

当社では、このような特殊治具の製作にも対応しております。


図面どおりではなく、『用途どおり』につくる

精密加工では、

『図面どおり加工しました』

だけでは、お客様の期待に応えられないことがあります。

特に測定治具は、

『何を測るための工具なのか』

を理解して加工することが重要です。

今回も、図面だけを見るのではなく、

『芯ズレを測定する治具』

という用途を考えた結果、同軸度まで配慮した加工を行いました。

これこそが、当社が考える『図面を超える品質』です。


このようなお困りごとはありませんか?

測定治具を1個だけ製作したい

試作品や社内検査用として1個から対応いたします。

図面が古く、必要な公差が記載されていない

用途を確認しながら、最適な加工方法をご提案します。

同軸度・真円度・振れ精度を重視したい

ゲージメーカーとして培った精密研削技術で対応いたします。

特殊形状の測定バーを製作したい

単純な丸物だけでなく、多段形状や特殊治具にも対応しております。


渡辺精密工業株式会社が選ばれる理由

・ゲージメーカーとして培った高精度加工技術

・同軸度や真円度など幾何公差への豊富な対応実績

・両センター加工による高精度加工

・特殊治具・測定工具の製作実績

・用途まで理解した提案型ものづくり

・1個からの試作・修理・追加製作に対応

私たちは、図面だけを見るのではなく、『お客様が何を実現したいのか』を理解した上で加工を行っています。


まとめ

今回製作した芯ズレ測定バーは、図面には同軸度の指示がありませんでした。

しかし、用途を考えれば、高い同軸度が必要であることは明らかです。

そこで当社では、図面をそのまま加工するのではなく、『測定治具として本来求められる性能』を考えた加工を行いました。(お客様の了解を得ています)

このような『図面を超える品質』を追求する姿勢が、渡辺精密工業株式会社の強みです。

芯ズレ測定バー、マスターゲージ、測定治具、特殊ゲージの製作でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。


よくあるご質問(FAQ)

芯ズレ測定バーとは何ですか?

A. 芯ズレ測定バーとは、部品や測定器の同軸度や芯ズレを確認するために使用される測定治具です。自動車部品や精密機械の品質管理で広く使用されています。

芯ズレ測定バーにはどのような種類がありますか?

A. 『同軸度が高い基準用マスター』と、『意図的に芯ズレを設けたNGマスター』の2種類があります。用途に応じて使い分けられます。

図面に同軸度の記載がなくても製作できますか?

A. はい。用途や使用方法を確認し、必要に応じて同軸度や幾何公差を考慮した加工をご提案いたします。

Q4. 両センター加工とは何ですか?

A. ワークの両端をセンター穴で支持して加工する方法です。高い同軸度や真円度が求められるシャフトや測定治具の加工に適しています。

Q5. 芯ズレ測定バーは1本から製作できますか?

A. はい。試作品や特殊治具など、1本から対応しております。

Q6. 測定治具の設計段階から相談できますか?

A. はい。用途や測定方法をお伺いし、加工性や品質を考慮したご提案も可能です。

Q7. 渡辺精密工業株式会社の強みは何ですか?

A. ゲージメーカーとして培った精密加工技術と、図面だけでなく用途まで考えた『図面を超える品質』です。測定治具や特殊ゲージの製作にも豊富な実績があります。


課題解決事例に関するご案内

当ホームページに掲載している課題解決事例は、お客様およびお取引先様の機密保持を最優先に考え、一部の内容を変更して掲載しております。

製品名、寸法、材質、数量、用途、業界、写真、図面、納入先などについては、実際の案件が特定されないよう事実とは異なる内容に変更している場合があります。

また、掲載している画像やイメージ図の一部には、AI技術を用いて作成した画像を使用しております。そのため、実際に当社が納入した製品や現物写真とは一致しない場合があります。

ただし、掲載している事例で紹介している加工技術、測定技術、品質保証レベル、課題解決の考え方については、当社が実際に保有している技術力および対応可能な内容に基づいております。

当ページは、お客様の機密情報を保護しながら、渡辺精密工業株式会社の技術力や対応力をご理解いただくことを目的として掲載しております。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。


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<認証(QMS関連)>
JISQ9100
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<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<部品>
航空宇宙向け部品、産業機械向け部品など

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

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