技能検定(機械検査)
渡辺精密工業はゲージ、治工具、精密部品を、なんと1ミクロン(1μ)単位で制御して、製作・製造しています。
渡辺精密工業には多くの技能検定(機械検査)保有者がいます。
とはいっても、取得者が増えたのは直近10年くらいです。以前、なにかのセミナーか講演会で熱処理会社さんが「熱処理業務従事者以外の社員も技能検定(熱処理)の取得をしている。総務など事務職も含めて」と発表されていることを聞いたことがあります。その時は、単にすごいな。。。当社でも出来ないかなって思っていました。
渡辺精密工業は1ミクロン(=0.001mm)単位のお仕事をしています。複数の工程を経て最終製品が出来上がります。その工程ごとに出来栄えが正しく測定できなければ、最後に完成したものの完成度が高くなる訳がありません。ということは、すくなくとも、当社の製造に携わる社員さんたちには”測定技術”、”検査技術”が必要となります。
でも、「技能検定なんて取得しなくても我々は一流の技術者だ。だれにも負けない」という声があったのも事実。それは間違ってはいないとは思うのですが、網羅的に勉強した訳でもなく、主張したところで世間が認めるわけでもなく。。。なんとか取得が進まないかな、と悩んでいたところ、「取得する!」と言い出してくれた社員さんがいて。それからは、皆の努力が実を結び、とんとん拍子に事が運び、今では、機械検査1級が2名、2級が11名になりました。こういうのを社風、風土、職場環境等と呼ぶのでしょうね。。。社員の努力の先に社風が醸成されるなんて、素敵だと思います。
渡辺精密工業の加工者は技能検定取得者でなくても、一流の測定者であり加工者です。それは紛れもない事実です。そこに技能検定取得が味付けとなり、さらに、超一流の加工者となります。ただしく測定できなければ、正しい製品づくり、品質の作り込みはできません。これからも、QCDバランスのとれた製品をサービスとともにお客様に届けていきたいと思います。そして、このような社風が続くように努力していきたいと思います。
部品を測りたい、品質向上のための検査工程を強化したい、加工治具を高精度化したい、1ミクロンレベルの部品を作りたい、試作品をつくりたい、など、なんでもOKです。お困り事がありましたら、ぜひ、ご相談ください。
渡辺精密工業の製造に対する思い ==> https://wsl-g.co.jp/manufacturing-policy/
(寺西正明)