とくいの銀行

あるマスコミで「とくいの銀行」という仕組みを知りました。
お金ではなく、自分の得意なことを預入る。
そして、誰かの得意なことを引き出す。
つまり、預ける人と引き出す人が違う銀行です。
今風でいえば「マッチングアプリ」ですね。

さて、渡辺精密工業の得意は、ゲージ設計製作、治工具設計製作、金属加工を1ミクロン単位で削ることなど、精密なことをやっちゃうことです。
それだけでなく、簡単なこと、たとえば、金属に穴をあけるだけ、とか、1面削ずるだけとかもやります。
そして、事務用椅子の改造や、自動車、二輪車部品のワンオフ部品作成なども得意です。

今までは、口コミだけで、渡辺精密工業の得意を売り込んでいました。
たとえば、ゲージが必要なお客様に「位置度ゲージを設計製作できます。位置度は0.01くらいまで出せます」というような感じで売り込みしていました。
お客様候補は、航空宇宙産業や自動車産業が中心でした。

ゲージや治工具業界のとくいの銀行は、強いていえば、イプロスサイトなどの技術カタログサイトなのでしょうね。
渡辺精密工業も掲載してあります ==> https://www.ipros.jp/company/detail/2059539/

ただ、、、、、とくいのレベル(どこまで出来るのか)が分からないのが玉に瑕ですね。

正直、我々の感覚では「できます」といって、信用して発注したら、「やっぱりできませんでした」と行ってくる加工屋さん多いです。
「できませんでした」は、まだ、良い方で、出来ていないのに「できました」と納品してくるところもあります。
たぶん、測定装置がプアーで、「できているつもり」だけど、できていない ということだと思います。

さて、とくいの銀行。得意のレベルが分からないので、使ってみたらダメだったというようなことはないのでしょうか?
このあたりは、ECサイトのレビューのようなものが必要かもしれませんね。

渡辺精密工業の概要はこちら ==> https://wsl-g.co.jp/company/

(寺西正明)