過程を残す

当社朝礼で話された話題に「過程の記録を消さずに残す」話題がありました。

その話は、、、、、

製造工程で計算したり、トラブルが起きたり、うまく行ったり、と、いろいろな中間成果物(記録)が生じる。それを、中間成果物だから今後必要ないとおもい消しゴムで消してしまっていたが、後から類似品がやってきたときに、見返してみると、すごく役に立つことがある。だから、最近は消していない。

とのことでした。

学生時代、数学(算数)の試験で、先生が「途中の計算式も書いておくように」と言っていたことを思い出しました。
途中の計算式を残しておけば、どので躓いたか見返すこともできるし、部分点がもらえることもあったから、たしかに、残すべきだと。

これは、精密加工においても同じですね。

当社はオーダーメイドで製作しているため、基本的に全てワンオフです。

でも、まったく異なるオーダーがやってくるわけではなく、広い意味でも、狭い意味でも類似品の受注を受けます。

だから、過去の製作記録が役に立つことが多いのですね。

ただし、正確に記録されていれば。ということですが。

メモやノートは、将来の自分の為に残すものです。

何が書いてあるかわからない記録や、正確でない記録は困りますね。

「中間成果物を残すことに価値がある」と気が付いたので、次は、「正確に、後から読んでも理解できるように書き残す」ということにチャレンジしていって欲しいな、と、思います。

それが、当社が手掛けるゲージ、治工具、精密部品のQCDを更に高めていくことにつながっていきます。

渡辺精密工業は、1ミクロンの加工技術をベースにゲージ、治工具、精密部品の設計製作を行っています。
ご興味のある方は、こちらから資料をダウンロード願います(外部サイトです)
==> https://www.ipros.jp/company/detail/2059539/

下記は当社が設計製作したゲージです。

総型ゲージ(渡辺精密工業製)

渡辺精密工業の製品一覧はこちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/

(寺西正明)