特殊ブロックゲージ
ブロックゲージは、長さの基準となる原器です。
ブロックゲージに関する記事(リンキングの不思議)を見つけました。
記事はこちら=>https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00035/00002/
いまだに、2つのブロックゲージが吸い付くように ”くっつく” 現象が解明できていないとのことです。
私も、渡辺精密工業に入社してすぐに先輩方にブロックゲージのリンキングについて教えていただきました。
リンキングが正常に出来るように、ブロックゲージの汚れを除去し、丁寧に取り扱い、そして、他人には貸し出しをせず、自分専用ブロックゲージを大切に取り扱っている姿をみて、ブロックゲージの大切さや、原器の大切さを学んだような気がします。
当社では特殊なブロックゲージを製作しております。
102個組の市販されているブロックゲージの場合、組み合わせて使用することが前提になります。
しかし、当社が製作する特注ブロックゲージの場合、使用者の希望するサイズのブロックゲージを製作することができるため、リンキングする必要もないですし、複数のサイズのブロックゲージを一体で製作することもできるため、大変便利に使用していただけます。
2つのサイズのブロックゲージは、下記のようなイメージです。
高さH1 と 高さH2 が組み合わさっているブロックゲージです。
理論的には大きさが許す限りのサイズの組み合わせが可能です。
こんな感じの形状もできます。
特注だから自由自在ですね。
当たり前ですが、このようなブロックゲージは市販品では販売されていません。
アパレル業界でいうところの ”別注” ですね(^^)/
さて、ブロックゲージは、ゲージブロックとも呼ばれています。
アパレル的には、 「この別注ゲージブロックは、うちのショップだけですよ!」って感じです。
長さ原器に困っている場合は、ぜひ、ご相談ください。
きっと、なんとかなりますよ!
(寺西正明)