なくなる

渡辺精密工業はゲージの設計製作をしている技術者集団です。ピッチゲージ、面位置ゲージ、限界ゲージ、製品マスター、原器などの製作や設計製作でお困りの時は、ぜひ、ご相談ください。

さて、「なくなる」というキーワードを3日連続で耳にしました。渡辺精密工業では毎朝朝礼を行っています。朝礼のメインイベントは、3分間スピーチコーナです。社員さんが順番に担当します。

3日連続で社員さんが「なくなる」ということを話してくれました。本当に「なくなった」話や、あるべき場所から「なくなる」ということです。具体的には、面取りカッター、ホチキス、テープ、物品購入申請用紙、テーパーアーバーです。

話の骨子は以下のとおりです。
1.本来ある場所にないので、探し回る。時間がもったいない。
2.探しても、見つからない時がある。その場合は、再製作もしくは、購入することになり、もったいない。
3.最後の1個(1枚)をもっていった人が、補充しない(もしくは、補充をリクエストしない)ので、なくなる。欲しいときに直ぐに手に入れられないので時間待ちができる。もったいない。

ちゃんと貸出カードや貸出ノートが用意されている場面でも、「なくなる」現象が発生するときには、その貸出記録もないのです。つまり、未記入のまま持っていってしまうのです。

相手の立場になって考える、使う人の立場になって考える、次の人の立場になって考える、次工程の立場になって考える、などなど、自分中心でなく、ひとのためという視点や気遣いがあれば必ず防げることです。

これは、ゲージや治工具の設計製作にも言えると思います。お客様の立場、使用される方々の立場、使いやすさなどを考慮して、ゲージの設計製作をしなければなりません。普段できていないことを、では、ゲージ、治工具の製作、製造のときに、できるのか。きっとボロがでるような気がします。だから、その対策をこれから継続的に実施していこうと思います。なにか良い知恵があれば教えていただきたいです。
毎日のように会社内に課題が生じます。以前よりも、今日の課題の方がレベルが高くなっています。これは、会社が成長していることだと思います。と、前向きに考え、成長を目指して頑張っていきたいと思います。

渡辺精密工業がつくるゲージ・治工具も、今、製作するものは、以前製作したものよりも、もっと良いものです。ぜひ、お困り事がありましたら、お気軽にご相談ください。

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(寺西正明)