仁義
ってかくと、任侠ものか?ということになりますが、そうではありません。
われわれの業界だけではないと思うのですが、「商流」に関することです。
たとえば、
A社(メーカー) ー> B社(商社) -> C社(お客様)
というルートで納入することが、当社の場合、多々あります。
A社が渡辺精密工業です。
世間で流通しているものは、だいたい、このような構図になっていると思います。
B社を世間では ”卸し” とか ”問屋” とか ”代理店” と呼びますね。
この商流を変更しようと思うと結構大変です。
逆に、簡単に変えてはいけないものでもあります。
でも、たまに、A社 ー> C社 のようにダイレクトでの取引が行われることがあります。
最近のネット販売に代表されるような販売方法です。
また、当社はA社->C社のように直接、販売することもあります。
ただし、それは、最初から、その取引にB社が存在しない場合です。
最近、内緒でB社のよう商社を飛ばすという例に会いました。
それは、当社がB社の機能を担っていた取引でした。
つまり、
D社(メーカー) ー> 当社 ー> お客様
という商流です。
D社とお客様が、当社に内緒で話を進めていて、直接取引をしていたのです。
3社(当社、メーカー、お客様)の合意があれば、全然問題なのですが。。。
とくに大ごとにはしませんでしたが、たいへん残念に思いました。
こういうときに、「仁義に反する」という言葉が頭に浮かびます。
みなさんの業界では、どうなんでしょうか? こういうことはあるのでしょうか?
(寺西正明)