『WPSプロジェクト』始めました

ECRSって知ってますか?そして『WPSプロジェクト』始めました

突然ですが、
『ECRS(イクルス)』ってご存じですか?

Eliminate(やめる)
Combine(まとめる)
Rearrange(入れ替える)
Simplify(簡単にする)

業務改善の基本フレームワークです。

このECRSをベースに、
今年度から社内で新しい取り組みをスタートしました。

その名も、
『WPS(Watanabeseimitsu Paradigm Shift)プロジェクト』

ちょっと大げさな名前ですが(笑)、
やろうとしていることはシンプルです。


きっかけは「この仕事、何のため?」という違和感

あるとき気づいたんです。

日々の業務はちゃんと回っている。
人によっては、業務がどんどん忙しくなる。

でも、、、

『その仕事の意味を、本人が理解していない』

ケースが意外と多い。

つまり、
『この仕事が、最終的に誰の役に立っているのか』が分かっていない。

そうなるとどうなるか。

・誰も使っていない資料を一生懸命作る
・使われないデータを丁寧に入力する
・意味のないチェックを律儀に続ける
・盲目的に鉄を削り続ける

しかも怖いのはここからで、

その“無駄な仕事”が、
本人の工夫によってどんどん進化してしまう。

精緻になり、情報量が増え、
結果として“より大きな無駄”になる。

これ、結構あるあるじゃないでしょうか。


これは「メタ認知不足」かもしれない

少し難しい言い方をすると、

『組織としてのメタ認知能力の不足』

とも言えるのかもしれません。

・この仕事は本当に必要か?
・誰が使うのか?
・どこまでやれば十分なのか?

こういった“俯瞰した視点”が抜けてしまう。

だからこそ、

『一度立ち止まって考える』

そのためのツールとして、
ECRSを使っています。

余談かもしれませんが、「きっちり精緻にやる」ということはとても大切なことです。
能力も必要です。

ただ、何も考えず「きっちり精緻にやる」というのは、

『思考放棄』

と同義だと思います。


中小企業だからこその課題

この問題、特に中小企業では起きやすいと感じています。

大企業では、人のローテーションがありますが、
中小企業はどうしても

『同じ人が、同じ仕事を長く担当する』

ことが多い。

これは裏を返せば、

『その分野のプロになれる』

という大きなメリットでもあります。

ただしデメリットもある。

・仕事の見直しが行われない
・やり方が固定化される
・気づけば“誰の役にも立たない専門家”になる

いわば、
『カラ専門家』ですね。

これは避けたいところです。


無駄かどうかを考えること自体に意味がある

現在、社内ではWPSプロジェクトを進める中で、
いろんな意見が出てきています。

『これは無駄なのか?』
『いや、必要じゃないか?』

こうやって議論が生まれていること自体、
すでに大きな変化だと思っています。


結果よりも「思考の変化」が大事

正直に言うと、
まだ明確な成果が出ているわけではありません。

でも、

『当たり前を疑う』
『意味を考える』

この習慣が根付いていけば、
会社は確実に変わるはずです。


さて、どうなるか

このWPSプロジェクト、
これからどう転ぶか正直わかりません。

でも、だからこそ面白い。

結果がどうなるのか(笑)
ちょっと楽しみにしています。

(寺西正明)