個人ケータイ持込、解禁しました

今日は、社内ルールを一つ見直した話です。

これまで当社では、仕事中の個人ケータイの持込(工場内・事務所ともに)を原則禁止してきました。
必要な場合は申請して許可を取る、という運用です。

なぜそうしていたか。

きっかけは、もう20年以上前の出来事です。
ある社員が、仕事中に頻繁にケータイを見たり、お手洗いに長時間こもったりすることがありました。
30分近く戻ってこないこともあって、「これはさすがにまずい」ということで、持込自体を禁止する判断をしました。

当時はそれが最善だったと思っています。

もう一つは、情報セキュリティの問題です。
ケータイにはカメラがついていますから、製品や図面などの情報漏洩リスクもゼロではありません。

そんな背景があって、長年このルールを続けてきました。

ですが今回、思い切って見直しました。
『ケータイ持込、解禁』です。

理由はいくつかあります。

まず一つは、社員のレベルが上がってきたこと。
仕事への向き合い方やモラルが、明らかに以前とは違ってきています。

そしてもう一つは、時代の変化です。
災害時の連絡手段、緊急地震速報の受信など、「携帯していること」そのものに意味がある場面が増えています。

さらに、これまで継続して情報セキュリティ教育も行ってきました。

そうした前提が整ってきた今、
『縛る・制限する』のではなく、『自主性に任せる』段階に来たと判断しました。

正直に言えば、多少の不安はあります。
ただ、それ以上に「うちの社員なら大丈夫だろう」という信頼の方が大きいです。

ルールは守らせるものでもありますが、
同時に「信頼の前提」でもあると思っています。

さっそくリーダークラスがあつまり、自主ルール策定に動いているようです。
これからどう運用されていくのか。
少し楽しみでもあります。

(寺西正明)