「自立」ではなく「自律」。私が目指している組織づくり
最近、会社見学や来客でお越しいただいた方から、
「社長は、自走する組織づくりを進めてきたのですね。」
と言っていただけることが増えました。
そう言っていただけるのは、とても嬉しいことです。
実は、私が社内でよく使う「じりつ」という言葉は、『自立』ではなく『自律』です。
誰かに言われたから動くのではなく、自分で考え、自分で判断し、自分で行動する。
そんな社員が増える会社を目指しています。
リーダーは永遠には存在しない
朝礼でも、ときどきこんな話をします。
「このメンバーで、ずっと仕事ができればいい。でも、年齢を重ねれば、やがて会社を離れる人が出てくる。それは100%当たる未来なんだよ。」
少し寂しい話ですが、これは現実です。
優秀なリーダーがいれば会社は成長します。
しかし、そのリーダーも1年経てば1歳年を取り、いつかは第一線を退く日が来ます。
だからこそ、「誰か一人に頼る会社」では長続きしません。
私も特別な人間ではありません
ありがたいことに、「カリスマ経営者ですね」と言っていただくことがあります。
でも、自分ではそんなふうに思ったことはありません。
特別な才能があるわけでもありません。
ただ、会社のことを考える時間が人より長いだけです。
休みの日も、移動中も、お風呂の中でも、「会社をもっと良くするにはどうすればいいか」を考えています。
それが結果として、周りから見ると「カリスマ」のように映るだけなのだと思います。
しかし、これから先、私と同じような働き方をする人が現れるかというと、正直あまり期待はしていません。
そんな働き方を誰かに求めたいとも思いません。
だからこそ、自走する組織が必要
では、この大切な会社をどう守っていくのか。
答えは一つです。
みんなで会社を支えていくことです。
私は会社を大きくしたいとは、それほど思っていません。
目指しているのは『良い会社』です。
そのために、社内ではいろいろな仕組みづくりを進めています。
制度を作るときも、教育を考えるときも、私が一番意識していることがあります。
それは、
『社員が自分の頭で考え、自律できるようになる仕組み』
になっているかどうかです。
教えられたことをこなすだけではなく、自分で考え、改善し、成長していく。
そんな学習効果が自然と生まれるシステムを目指しています。
良い会社を未来へつなぐために
会社には社員がいます。
そして、そのご家族がいます。
協力してくださるパートナー企業の皆さんがいて、そのご家族もいます。
さらに、お客様がいてくださるから会社は成り立っています。
その皆さんを幸せにし続けるためには、自走する組織、自律する組織をもっと強くしていかなければなりません。
これからも社員には叱咤激励を続けながら、一緒に良い組織づくりを進めていきたいと思っています。
そして、その積み重ねが、結果として当社のビジネスモデルをさらに強くしてくれると信じています。
さいごに
来客された方から「自走する組織ですね」と言っていただけることは、私たちが進めてきた組織づくりが少しずつ形になってきた証なのかもしれません。
もちろん、まだ道半ばです。
ですが、その言葉を一つのマイルストーンとして受け止め、少しだけ嬉しく感じています。
これからも『自立』ではなく『自律』をキーワードに、社員一人ひとりが考え、成長し続ける会社を目指していきます。
(寺西正明)