メススプラインを定量的に測定する(スプラインゲージ設計製作事例)

<メス形状スプラインを測りたい BPD、BBDの測定>
インボリュートスプライン形状(以下、スプライン)は自動車、航空宇宙業界などで多用される形状です。スプライン形状はオスとメスの嵌合(接合)が必ず発生するため、その出来栄えを確認する必要があります。
<BBD,BPDを定量的に数値管理したい>
数値管理する場合は、数値が明らかであるマスター(原器)と比較する(比較測定方法)ことにより数値管理します。

このような中心に測定子がバネで開く形状のゲージで測定します。

上記は測定部位です。写真では大きなSR形状の測定子が反対向きに並んでいます。
スプライン測定の場合は、片方が固定、他方が稼働式として設計します。
稼働側にダイヤルゲージを取り付けて数値管理します。
測定子は、スプラインの大きさ、モジュールサイズなどに合わせて設計製作します。
奇数歯の場合は、測定子が少しオフセットした状態で設計します。


マスターは上記の写真のようなタイプのものを設計製作します。
このようなマスター(原器)をゲージに載せてダイヤルゲージを零セットしたあとで、製品を載せて測定します。
ダイヤルゲージの目盛りが触れた分が、マスターとの差(狂い)となり、その数値を管理することで定量的に測定します。
同じような方式で、大径、小径も測定することが可能です。
<簡単に測る>
簡単に測るには、通止タイプのスプラインゲージを設計製作することが近道です。

<渡辺精密工業への注文もしくは相談方法>
スプラインゲージを設計製作するために必要なものは
・製品図面または3Dモデル
・測定対象の寸法公差(スプライン緒元)
・どんなイメージで測定するのか(<-渡辺精密工業でアイディアを出すこと可能です)
・使用頻度や設置場所などの使用環境
・既存もしくは類似ゲージがある場合は、その写真またはスケッチ
です。
あとは、渡辺精密工業(愛知県名古屋市)に相談すればOKです。
いままで蓄積した多くの経験から、最適と思われる提案をいたします。
当社のお客様は北海道から九州、そして海外まで。毎年100社を超えるお客様にゲージ、治工具をお届けしています。
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