愛知県名古屋市でマスターを作るなら

マスター(原器、基準器、模範)は、高い精度が求められます。

当社は愛知県名古屋市で高精度金属加工事業を行ってきました。製造品目のなかにマスター(原器、基準器、模範)があります。

マスター(原器、模範)は、自動車部品や航空宇宙部品、電機部品など量産品の「理想的な姿」を形にしたものです。マスターと実際に生産した量産部品を比較することにより、その出来栄えを評価します。
その結果、
・合否判定を行う
・機械の微調整(加工プログラムの調整、刃具の調整等)
を実施することになります。

つまり、マスター(原器、模範)には高い精度(寸法精度、平面度、直角度、穴位置度など)が求められます。
大凡、量産部品の製造公差の1/10から1/30程度の製作公差で設計されることが多いようです。
つまり0.05レベルの量産部品の場合、マスターは0.005レベルで設計されます。


さらに、耐摩耗性を確保するために、熱処理を施すことが多いです。
マスター自体が硬くなり、耐摩耗性が向上することと引き換えに、熱処理が経年変化の原因となります。
そのため、経年変化を防止するために「サブゼロ処理」を実施します。

当社は、数ある熱処理会社のなかから「熱変形が少なく、サブゼロ処理対応」する熱処理会社を協力工場として確保しております。また、時には、関西や関東に熱処理をお願いすることもあります。

錆に悩まされるお客様に対しては、カニゼンメッキ(無電解ニッケルメッキ)もしくは、硬質クロムメッキ処理をお勧めしております。硬質クロムメッキについては、精度確保のため厚付け(膜厚5μ以上)処理の後、研削加工もしくはラッピング加工にて精度確保いたします。

形状によっては加工対応が出来ないものもあります。
全てのものを”出来る”と書きたいのですが、薄くて面積が広い とか、 細くて長い など素材そのものの剛性が低く、加工抵抗などにより変形しやすいものはミクロンレベルの仕上げを行うことが一般的に難しいです。
その場合は、設計者もしくは、技術営業とお客様で相談しながら進めさせていただきます。

マスターを作りたいな、と、思ったら、お気軽に渡辺精密工業にご相談ください。
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カムシャフトマスター(渡辺精密工業製)

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