平面測定(平面度測定ゲージ)

当社は、ゲージ、マスター、治工具、小ロット部品を手掛けるメーカーです。
本社は、愛知県名古屋市。
自動車、航空宇宙、電機など、多くのメーカーが集まる地域柄に支えられて、さまざまな精密加工品を設計製作しております。

さて、平面を測定したいとの課題やお悩みが当社に寄せられることがしばしばあります。

そもそも平面は存在するのか

平面と一口にいっても、真の平面というものは存在しません。

真の平面というのは神様の領域なのです。
つまり、人間の目には平面に見えても実際には平面でないことがあります。
どこまでの平面を求めるのか、それによって、平面に見えているものも、平面でなくなります。
平面でないという表現は言い過ぎなのかもしれませんが。。。。  

なんだか、哲学者のような「道であって、実は、道ではない」というような領域ですね。

平面度

平面の上中下というべきか、平面の度合いを表す言葉があります。それは「平面度」です。

 「平面度」は0.001のようにmm単位の数値で表されます。簡単にいうと数字が小さいほど、真の平面、すなわち神様の領域に近づく平面であるということです。
人間の目で見て平面でない(面が波を打っているような状態)は平面度は “1以上”だと思います。

平面度を測定する

専用測定器(平面度測定ゲージ)を用いれば平面度は簡単に測れます。

平面度測定用の測定ゲージが必要な場合は、ぜひ、専門のゲージメーカーに製作依頼することをお勧めします。

専用測定器(平面度測定ゲージ)は、簡単に、そして、誰が測っても同じ数値(平面度)を得ることが可能です。

一般的には、希望する平面度より10倍厳しい精度で製造された見本品(原器とかマスターと呼ばれます)と比較することにより、どれくらいの平面度になっているのかを測定する方法が採用されます。

三次元測定機や非接触の光学式測定器で測定することも可能ですが、簡単に、誰でも、どんな環境下(例:製造ラインの横)でも、という場合は、専用ゲージが圧倒的に有利です。

平面度のゲージの注文方法

製品図面を用意し、測定したい部分(平面度の幾何公差)を明確にします。
例えば、マーカーペンや赤ボールペンなどで測定希望箇所をマークします。
このマークに基づいて設計者はゲージを設計するので、指示が明確である必要がありますが、指示することは、これだけです。
あとはPDFにしてメール送信すれば、設計者もしくは営業担当者から連絡が入ります。

形状が複雑な場合は、ゲージ(専用測定器)への着脱方法や、測定の仕方などの詳細を打ち合わせることが必要ですが、設計専門家が様々な経験を基にアドバイスするので全く心配はありません。

最近では、リモート面談で図面、写真を見ながら打合せすることも可能になりました。
直接、当社、設計者と打合せいただくと、目的の使いやすいゲージを製作することが可能になります。

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当社は、平面度測定ゲージを始め様々なゲージを手掛けております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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