メッキ付栓ゲージ、メッキ付プラグゲージ(栓ゲージにメッキ処理する)
プラグゲージ(栓ゲージ)に硬質クロムメッキ処理
摩耗対策や耐食性向上(錆防止)のために、プラグゲージ(栓ゲージ)に硬質クロムメッキ処理を実施することが増えてきました。
既製品では、このようなプラグゲージ(栓ゲージ)はありません。
特注プラグゲージ(特注栓ゲージ)とは、特殊プラグゲージ(特殊栓ゲージ)と呼ばれる製品のため、対応できるメーカーは少ないです。
硬質クロムメッキの効果
耐摩耗性や耐食性向上には大変大きな効果があります。
硬質クロムメッキ処理はハードクロムメッキやHCrメッキなどと表記されるときもあります。
栓ゲージに硬質クロムメッキ処理した場合のデメリット
確実にコストがあがります。
理由は、硬質クロムメッキ処理前に、研削加工仕上を行い、その後、硬質クロムメッキ処理ー>仕上研削加工 というように、硬質クロムメッキ処理前の研削加工工程が必要になるためです。
コストを最小限にするためには
まず、本当に硬質クロムメッキ処理が必要かをご検討ください。
一般的な栓ゲージは、材質SKS3を用い熱処理を施してあります。
SKS3自身が他の材質に比べて耐摩耗性が高い材質です。
硬質クロムメッキ処理を施したが、すり減るまえに、使用しなくなってしまった。
というお話もたびたびお聞きすることがあります。
硬質クロムメッキの膜厚にもご注意ください
硬質クロムメッキ処理の膜厚によりコストが変化しますので、膜厚にもご注意ください。
当社にご相談いただければ、使用用途をお聞きした上で、最適と思われる膜厚をご提示させていただきます。
硬質クロムメッキ処理は真の防錆処理になるのか
当社はメッキ屋ではありませんので、詳細は専門家に譲りますが、
硬質クロムメッキ処理を行っているメーカーさん曰く、
硬質クロムメッキ処理を防錆目的で使用することはおすすめしない。防錆ならカニゼンメッキ(無電解ニッケルメッキ)をお勧めする
とのことです。
しかし、何十年もご使用になることは考えにくいため、実質、硬質クロムメッキ処理でOKだと判断しております。
耐摩耗性も向上という効果も付いてきますので。
薄付け硬質クロムメッキ処理
片肉1~2ミクロン(0.001mm~0.002mm)の硬質クロムメッキ処理をすることを
薄付け とか 白付け 処理と呼ぶことがあります。
当社では正確に1~2ミクロンの硬質クロムメッキ処理を行い、寸法コントロールすることができます。
厚付け(例:膜厚20ミクロン)するよりも圧倒的にコストメリットがあります。
薄付けハードクロムメッキをご提案する場合も多くあります。
栓ゲージ(プラグゲージ)に硬質クロムメッキ処理をしたいときは
ぜひ、渡辺精密工業にご相談ください。
相談するには、こちらからお願いします ー> https://wsl-g.co.jp/contact/
特注プラグゲージ、特注栓ゲージは
ぜひ、渡辺精密工業にご相談ください。
社内設計部門による図面作成も可能です。もちろん、図面に基づき製作のみを行うことも可能です。