PCDピッチを測定したい
PCDとは
「Pitch Circle Diameter」の略です。
ある中心点から直径Dの円を描き、その円周上に構造物（たとえば穴）が存在するような状態を定義するときに使用します。
PCRとは
「PITCH CIRCLE RADIUS」の略です。
PCDが直径表現、PCRが半径表現ということになります。
PCDを測りたい
PCDを測るということは、ある中心点の同心円状に存在する構造物が存在するとして、その直径を測定することになります。
定規やノギスなど、汎用測定器で測定することは事実上不可能です。
三次元測定機を選択することが多いです。
ゲージならば測定できます。
GO/NOGO もしくは、計量的な測定が可能です。
PCRについても同様です。
PCD上に存在する構造物（例：穴）の間隔、距離、角度の測定
PCDの円周上に穴やボスが存在する。この穴間の位置度測定や、穴同士の角度などを測定したい場合は、基本的には三次元測定機の一択になります。
汎用測定具では測定不可能です。
このような場合は、当社では専用測定具（ゲージ）を設計製作してご提供することが多くあります。
ゲージでPCDを測定するメリット
ゲージを用いて測定する場合以下のメリットがあります。
１．誰でも測定可能（三次元測定機の使用スキルは必要ないです）
２．ライン脇で測定可能（検査室に持ち込み不要）
３．短時間で測定可能（三次元測定機に比べたら１００倍早いです）
４．作業環境を選ばない（三次元測定機は、クリーンな測定室に設置することが基本です）
ゲージで測定するデメリット
ゲージを使う場合のデメリットもあります。
１．測定対象が限定される（三次元測定機なら、どんなものでも測定できます）
２．ゲージを入手するのに時間がかかくる（設計～製作～受入検査～設置 と 日数がかかります。一方、三次元測定機の場合は、測定プログラムを作るだけでOKです。）
３．高い（専用機になるため、結果的に、高いものになる可能性があります）
こんなPCDが測定できるかな？と思ったら
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