『偏心測定精度を1μmで安定化』偏心検査器用センタ(SUJ2)特注製作事例

『MT1テーパー×60°先端』高精度テーパー加工で振れ・同芯度を最小化

本記事では、『偏心測定器(偏芯検査器)に使用するセンタ』の特注製作事例をご紹介します。

『測定時の振れが安定しない』『既製センターが合わない』『テーパー精度を高めたい』といった課題をお持ちの品質保証・生産技術担当者の方に向けた内容です。


■ 製品仕様

製品名:偏心検査器用センタ
形状:MT1テーパー × 60°先端テーパー
ゲージライン:φ12
材質:SUJ2
熱処理:焼入れ・焼戻し(HRC58以上)+サブゼロ処理
表面処理:黒染め
設計:お客様支給図面
数量:1個
製造番号:25-02434


■ お客様の課題『偏心測定の再現性が安定しない』

お客様からは以下のご相談をいただきました。

・『偏心測定器に適合するセンタを新規製作したい』
・『既製品ではテーパーや寸法が合わない』
・『測定時の振れを抑えたい』

偏心測定では、センタ精度がそのまま測定結果に影響します。

わずかなズレでも、
・測定値のばらつき
・再現性低下
・誤判定リスク
につながるため、『センタ精度=測定精度』と言っても過言ではありません。


■ 解決策『高精度テーパー加工による同芯度確保』

本製品では、以下の仕様で製作しました。

・MT1テーパーによる機械側との高精度嵌合
・先端60°テーパーを研削仕上げ
・センタ先端を10mm突出させた専用設計

これにより、ワーク回転時の接触安定性が向上し、
ダイヤルゲージや指針測微器による偏心測定の精度が安定します。


■ 精度結果『要求5μm → 実測1μmを達成』

図面要求では、

『MT1テーパーと60°先端の同芯度・振れ:5μm以内』

でしたが、当社では

『実測1μm(0.001mm)』

を達成しました。

要求精度を大きく上回る仕上がりにより、測定の信頼性を高めています。


■ 技術的ポイント

① 『テーパー研削による高精度嵌合』
MT1テーパーの精度確保により、装置とのズレを最小化

② 『60°先端の高精度研削』
ワーク接触部の振れを抑制

③ 『SUJ2+高硬度処理』
HRC58以上で耐摩耗性を確保

④ 『サブゼロ処理による寸法安定性』
長期使用でも精度変化を抑制


■ なぜカスタム製作が必要か

偏心検査器用センタは、以下の理由から汎用品では対応できません。

・テーパー規格の違い(MT・独自規格など)
・測定機ごとの取り付け条件
・ワーク形状に応じた先端設計
・求められる精度レベル

そのため、『装置・用途に最適化した設計』が不可欠です。


■ リピートされる理由

センタは使用により先端が摩耗します。

当社では、

・高硬度材(SUJ2)
・適切な熱処理
・μm精度加工

により長寿命化を実現しつつ、
定期交換にも対応しています。

その結果、継続的なご依頼をいただいています。


■ 本事例のポイント

・偏心測定器専用センタの特注製作
・MT1テーパー+60°先端の高精度加工
・要求5μm → 実測1μmを達成
・測定再現性の向上に貢献


■ テーパー加工・測定治具でお困りの方へ

以下のような課題があればご相談ください。

・『測定器に合うセンタがない』
・『偏心測定の精度が安定しない』
・『特殊テーパー加工が必要』
・『他社で断られた』

単品・特注・高精度加工に対応可能です。


■ FAQ(よくあるご質問)

Q1. 偏心検査器用センタはなぜ重要なのですか?   
A1.センタの精度がそのまま測定結果に影響するため、振れや同芯度が測定精度を左右します。

Q2. 既製のセンタでは対応できませんか?   
A2.測定機ごとにテーパー規格や寸法が異なるため、多くの場合は専用設計が必要になります。

Q3. どの程度の精度で製作可能ですか?   
A3.用途に応じてμm単位(例:1μm程度)の高精度で製作可能です。

Q4. センタはなぜ摩耗するのですか?   
A4.ワークとの接触や回転によって先端60°部が徐々に摩耗するため、定期交換が必要になります。

Q5. 1個からでも製作できますか?   
A5.はい、単品からの特注製作に対応しています。試作や評価用途でもご利用いただけます。


精密加工・ゲージ・治具でお困りごとがあれば

渡辺精密工業株式会社(WSL)へお気軽にご相談ください。

刃物のセッティング精度は、製品品質に直結します。
渡辺精密工業では、テーパー治具、テーパーセンター、テーパーゲージなどの製作実績が豊富です。
「既製品では合わない」「微妙な寸法誤差をなくしたい」といった課題がありましたら、ぜひご相談ください。

「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。

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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

<営業範囲一覧>

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関東
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