偏心加工(偏芯加工)0.4±0.02を実現|同芯度NGマスターワーク製作事例(内面研削・H6精度対応)
『偏心加工 高精度』『同芯度測定機 校正マスター』『内面研削 H6』に対応|意図的にズラす加工をミクロン精度で実現
概要
本ページでは、『偏心加工 精度』『同芯度NGマスター』『校正用ワーク 製作』といった課題に対し、
0.4mmの偏心量を±0.02mmで再現した高精度加工事例をご紹介します。
同芯度を『揃える』のではなく、『意図的にズラす』という高度な加工技術と、
内面研削による安定した精度確保のポイントを解説します。
■ 出荷事例概要
名称:同芯度NGマスターワーク
■ 製品仕様
形状:外径φ51 × L180(φ36 H6穴が 0.4 ±0.02 偏心)
仕上げ:研削加工(▽▽▽)
材質:SKS3
表面処理:黒染め
熱処理:焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理(HRC 58–63)
設計:お客様支給図
購入部品:なし
個数:1
当社製造番号:25-02843
■ 課題|同芯度測定機の校正に使える『高精度偏心マスター』が必要
お客様の要求は以下の通りでした。
・同芯度測定機の点検・校正用マスター
・偏心量:0.4 ±0.02mm
・φ36 H6の高精度穴
・偏心方向を基準切り欠きで規定
・段付き外径(φ65/φ51)の複合形状
👉 既製品では対応不可、完全オーダーメイドが必須
■ なぜ難しいのか|偏心加工の本質
一般的な精密加工は
・同軸度を揃える
・中心を一致させる
方向で加工されます。
しかし本案件は
・意図的に中心をズラす
・しかも±0.02の厳しい公差
👉 機械特性に逆らう加工であり難易度が高い
■ 解決方法|偏心基準の再定義と内面研削
① 外径基準での芯出し
外径を基準として正確に芯出しを実施
さらに、切り欠き形状を利用して偏心方向(角度)を規定
② 偏心軸の構築
外径中心からXY方向に0.4mmオフセットした位置を
『新たな回転中心』として設定
👉 偏芯孔の加工基準を再構築
③ 内面研削による高精度穴加工
加工方法を比較検討した結果、以下を重視
・真円度
・真直度
・偏心量の再現性
・安定加工
👉 内面研削盤を採用
■ 加工結果(出荷検査データ)
・偏心量:0.4 ±0.02 → 実測:0.403(誤差3μm)
・φ36 H6 → 実測:36.004
👉 ミクロン単位で偏心量を再現
■ 技術解説|『揃える加工』より『ズラす加工』が難しい理由
工作機械は本来、
・真っ直ぐ
・同軸
に仕上がる特性を持っています。
そのため
・意図的な偏心
・方向付きのズレ
を再現するには
👉 加工基準の再構築と高度なセッティングが必要
■ 当社の強み
・偏心加工・ゲージ製作の豊富な実績
・内面研削/外径研削/平面研削を社内一貫対応
・サブゼロ処理を含めた高精度材料管理
・出荷データ保存による再現性確保
👉 校正マスター・検査治具の製作に最適
■ 導入メリット
・測定機の精度検証が可能
・校正用マスターの内製化・安定供給
・高精度な偏心量の再現
・検査精度の信頼性向上
■ このような課題に対応
・偏心加工を依頼できるメーカーがない
・同芯度測定機の校正マスターが必要
・H6精度の偏芯穴を加工したい
・検査用NGサンプルを製作したい
👉 高精度偏心加工で解決します
■ FAQ
Q1. 偏心加工とはどのような加工ですか?
A1.中心軸を一致させず、意図的にオフセットさせた状態で加工する技術で、同芯度評価や校正用途で使用されます。
Q2. なぜ偏心加工は難しいのですか?
A2.工作機械は同軸に仕上げる特性があるため、その特性に逆らいながらミクロン精度でズレ量を制御する必要があるためです。
Q3. どの程度の偏心精度まで対応可能ですか?
A3.本事例では0.4mmの偏心に対し±0.02以内、実測3μm誤差で対応しています。
ご要望に応じて、mm単位の偏心も可能です。
Q4. H6公差の穴加工も同時に可能ですか?
A4.可能です。内面研削により真円度・真直度を確保しながら高精度に仕上げます。
Q5. 校正用マスターや検査治具の製作も依頼できますか?
A5.可能です。用途に応じた専用設計から製作・検査まで一貫対応しています。
■ お問い合わせ
・偏心加工を高精度で実現したい
・校正用マスターを製作したい
・検査精度を向上させたい
そのようなお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
偏芯ワークマスターや偏芯原器をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
関東
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
新潟県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
静岡県
東海
中部
愛知県
三重県
近畿
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
中国
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
四国
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
九州
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県