M5 GPⅡネジ高さゲージの製作方法と精度保証|ネジ研削×同芯度0.01で一発判定を実現

古い手書き図面でも高精度再現|ネジ・外径・同芯度を同時検査できる栓ゲージ設計事例


製品仕様(ネジ高さゲージ)

品名:ネジ高さゲージ(栓ゲージタイプ)

規格・形状:
・M5 × 0.8 GPⅡ(GPII)
・φ11.6 ±0.005
・φ17 ±0.005
・ローレット付きハンドル

仕上:研削加工(▽▽▽)、ネジ研削加工
材質:SKS3
表面処理:黒染め防錆
熱処理:焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
購入品:なし
設計:お客様+渡辺精密工業株式会社
数量:1個
当社製造番号:25-03080


概要

本事例は、M5 GPⅡネジの品質確認を一度の操作で行えるネジ高さゲージを製作し、
手書き図面による不明確な仕様をCADで再設計することで、
測定の再現性と信頼性を向上させた精密ゲージ事例です。


課題:古い図面と測定信頼性の低下

ネジゲージに関する現場課題として、以下が挙げられます。

  • ゲージが古く摩耗している
  • 測定値の信頼性に不安がある
  • 手書き図面で仕様が不明確
  • 加工・検査・使用で認識がズレる

特に今回は、

👉 長年使い回された手書き図面による解釈ズレ
が大きなリスクとなっていました。


ゲージ構造と測定方法

本ゲージは以下の構造を持ちます。

  • 先端:M5 GPⅡネジ(ネジ研削加工)
  • 中間:φ11.6
  • 後端:φ17
  • 全体:同芯度 φ0.01以内

測定方法

  1. ゲージを手で保持(ローレット付きハンドル)
  2. M5ネジ部を被測定品に挿入
  3. 回し込みながら奥まで挿入

判定基準

  • φ11.6・φ17部が干渉しない → 合格
  • 挿入不可または干渉 → 不合格

👉 ネジ精度・外径・同芯度を一度で確認可能


技術ポイント①:ネジ研削+外径の同芯度管理

本ゲージの重要ポイントは、

  • ネジ部(GPⅡ)
  • 外径部(φ11.6・φ17)

同一軸上で成立させることです。

管理項目

  • 同芯度:φ0.01以内
  • ネジ精度:GPⅡ規格
  • 外径精度:±0.005

これにより、

👉 複合精度を一発で検査できるゲージ機能
を実現しています。


技術ポイント②:CAD再設計による“仕様の見える化”

手書き図面の問題点:

  • 寸法の意図が不明確
  • 変更履歴が混在
  • スケール不整合

当社では受注後に、

  • CAD図面を新規作成
  • 寸法・公差を整理
  • 同芯度要求を明確化
  • 使用目的を反映した設計

を実施しました。

効果

  • 加工ミス防止
  • 品質の再現性向上
  • 現場での使いやすさ向上

技術ポイント③:ネジ研削の外部連携と一貫品質保証

当社ではネジ研削設備は保有していませんが、

  • 信頼性の高い協力会社でネジ研削
  • 当社で外径・同芯度仕上げ
  • 最終検査・品質保証を実施

という体制により、

👉 ネジ精度と全体精度を両立したゲージ製作
を実現しています。


この事例のポイントまとめ

  • 手書き図面でも高精度ゲージは再現可能
  • ネジ研削と外径精度の同芯管理が重要
  • CAD化により品質リスクを低減
  • 一発判定ゲージで検査効率向上

このようなお悩みに対応します

  • ネジゲージの精度が不安定
  • 古い図面しか残っていない
  • ネジ研削を含むゲージを作りたい
  • 同芯度を含めた複合検査をしたい
  • 一度の操作で合否判定したい

対応可能な技術領域

  • ネジ研削ゲージ製作(GPⅡ対応)
  • 栓ゲージ・複合ゲージ設計
  • 同芯度・幾何公差管理
  • 手書き図面のCAD再設計
  • 協力会社連携による一貫品質保証

まとめ

本事例では、手書き図面をCAD化し、ネジ研削と外径精度を統合したゲージ設計により、
測定の信頼性と再現性を大幅に向上させました。

特に重要なのは、

  • 同芯度管理
  • ネジ研削精度
  • 図面の明確化

です。


お問い合わせ

ネジゲージ・精密ゲージの設計製作は
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FAQ

Q1. GPⅡネジゲージとは何ですか?

A. 精密ねじの合否判定に使用されるゲージで、高い精度と耐摩耗性が求められます。

Q2. ネジ高さゲージとは何ですか?

A. ネジの嵌合状態や高さ、関連する外径との干渉を同時に確認できる測定ゲージです。

Q3. 同芯度0.01とはどの程度の精度ですか?

A. 10ミクロン以内の軸ズレを意味し、精密ゲージにおいて重要な幾何公差です。

Q4. 手書き図面でも製作可能ですか?

A. 可能です。当社ではCAD化し、寸法・公差を整理したうえで製作します。

Q5. ネジ研削加工は必須ですか?

A. 高精度ネジゲージでは必須です。切削ではなく研削により精度と耐久性を確保します。


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<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

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