側面位置ゲージ原器とは?±0.01精度の階段形状ゲージを単品製作する方法と技術ポイント

SKS3焼入れ・サブゼロ処理対応|設計変更に伴う原器のみ製作・既存ゲージとの互換確保事例


側面位置ゲージ原器とは?

側面位置ゲージ原器とは、
『側面位置測定ゲージのゼロセット(校正)に使用する基準器(マスター)』です。

この原器を基準にすることで、

  • 測定値の基準統一
  • 測定誤差の補正
  • 品質判定の安定化

が可能になります。

特に自動車・航空宇宙分野では、
±0.01レベルの高精度と長期安定性が求められます。


製品仕様(側面位置ゲージ原器)

品名
側面位置ゲージ原器

形状
角形状(3段階段形状)

寸法精度
53 ±0.01
51 ±0.01
48 ±0.01

仕上げ
研削加工仕上

材質
SKS3

熱処理
焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理

硬度
HRC58~63

表面処理
黒染め防錆

数量
1個(単品製作)

設計
お客様支給図面

当社製造番号
25-03295


課題:設計変更により原器のみ再製作が必要

本案件では、以下の状況が発生していました。

  • 既存の測定ゲージ本体は使用可能
  • しかし製品設計が変更
  • 校正基準(原器)のみ更新が必要

このように、

  • ゲージ本体はそのまま使いたい
  • 原器だけ作り直したい
  • 単品で高精度対応してほしい

というニーズは、製造業では非常に多く発生します。


解決策:±0.01精度の階段形状原器を単品製作

本件では、3段階の寸法差を持つ原器を製作しました。

測定の仕組み

  • 原器の3段寸法(53 / 51 / 48)を基準値とする
  • 測定ゲージをゼロセット
  • 製品との差分で良否判定

つまり本原器は、

測定の「基準そのもの」になる重要部品です。


技術ポイント

① 階段形状3段の高精度制御

  • 3点すべて ±0.01 精度
  • 各段の相対関係も重要
  • 再現性が品質に直結

② SKS3+サブゼロ処理による寸法安定性

高精度原器では以下が必須です。

  • 経年変化の抑制
  • 熱変形の抑制
  • 摩耗耐性

そのため、

  • SKS3材
  • 焼入れ焼戻し
  • サブゼロ処理
  • HRC58~63

を採用しています。


③ 研削仕上げによる最終精度確保

熱処理後の歪みを考慮し、

  • 最終工程は研削加工
  • 寸法精度と幾何精度を両立

しています。


④ 既存ゲージとの互換性確保

本案件の重要ポイントは、

  • 既存ゲージはそのまま使用
  • 原器のみ更新
  • 完全互換が必要

という点です。

そのため、

  • 図面寸法だけでなく
  • 使用用途・測定方法

まで考慮した設計・製作を行っています。


導入効果

本原器の導入により、

  • 測定基準の再構築
  • 設計変更への迅速対応
  • 測定精度の維持

を実現しました。

結果として、

既存設備を活かしながら品質維持が可能となりました。


ゲージ・原器製作に対応

渡辺精密工業株式会社では、

  • 校正用原器(マスターゲージ)
  • 測定ゲージ
  • 検査治具
  • 特注ゲージ

などの設計・製作に対応しています。

特に、

  • 単品製作
  • 高硬度材加工
  • 高精度研削(±0.01以下)
  • 既存設備との互換対応

といった課題解決型案件を得意としています。


このようなお悩みはありませんか?

  • 原器だけ作り直したい
  • ±0.01精度の階段形状を製作したい
  • SKS3焼入れ材を高精度加工したい
  • 既存ゲージと互換性を持たせたい
  • 単品でも対応してほしい

そのような場合は、ぜひご相談ください。

👉 https://www.wsl-g.co.jp


FAQ

Q1. 側面位置ゲージ原器とは何ですか?

A. 側面位置測定ゲージのゼロセットに使用する基準器で、測定値の基準を決める重要部品です。

Q2. なぜ原器だけ作り直すのですか?

A. 設計変更時に、ゲージ本体は再利用しつつ、基準となる原器のみ更新することでコストと効率を両立するためです。

Q3. なぜSKS3とサブゼロ処理を使うのですか?

A. 経年変化を抑え、寸法安定性と耐摩耗性を確保するためです。

Q4. ±0.01精度はどの工程で確保されますか?

A. 熱処理後の研削加工により最終精度を確保します。

Q5. 単品でも製作可能ですか?

A. はい、単品でも高精度ゲージ・原器の製作に対応しています。

側面位置ゲージ原器、階段形状マスターをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

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