ドリル再研磨用ワークヘッドチャック製作|振れ0.02mm以内を実現する高精度チャック事例
φ5~φ20全域で安定精度|工具研削盤向けチャック設計・製作・修理まで一貫対応
製品仕様(Specification)
品名:ワークヘッドチャック
用途:工具研削盤取付用(ドリル再研磨用チャック)
対応径:φ5~φ20
仕上:研削加工仕上
材質:SKS3、SCM、S45C
熱処理:焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
表面処理:黒染め防錆
購入品類:ボルト類
設計:お客様+渡辺精密工業株式会社
数量:1台
当社製造番号:25-03537
用途|ドリル研削盤での再研磨精度を左右する重要部品
本製品は、ドリル研削盤に取り付ける『ワークヘッドチャック』です。
主に以下の設備で使用されます。
・和井田製作所製 ドリル研削盤
・宇都宮製作所製 ドリル研削盤
役割はシンプルですが極めて重要です。
『ドリル工具を高精度に保持し、再研磨精度を安定させること』
つまり、チャック精度=再研磨品質そのものです。
要求仕様|全サイズで振れ精度を保証
今回の要求は非常に厳しいものでした。
・チャック口元:振れ 0.02mm以内
・先端50mm位置:振れ 0.03mm以内
さらに重要なのは、
『φ5~φ20のすべての径でこの精度を満たすこと』
単一サイズではなく、可変径全域で安定させる必要があります。
技術課題|可変径における芯出し精度の確保
ドリル径が変わることで、以下の変化が発生します。
・把握位置の変化
・接触面積の変化
・クランプバランスの変化
これにより、振れ精度の維持は非常に難しくなります。
解決策|材料選定×熱処理×研削の最適化
当社では、複数要素を組み合わせて精度を実現しました。
① 材質の最適選定
・SKS3:耐摩耗性
・SCM:靭性
・S45C:バランス材
用途ごとに使い分け、『精度安定+耐久性』を確保
② 熱処理による寸法安定性確保
・焼入れ・焼き戻し
・サブゼロ処理
これにより、長期使用でも狂いにくい構造を実現
③ 研削による最終精度仕上げ
・テーパー精度管理
・摺動部の面粗度管理
・芯出し調整
加工だけでなく『組付け精度』まで追い込むことで、
全径域での振れ精度を達成しました。
長期使用での課題と対応
チャックは使用を重ねると、
・特定径のみ振れが出る
・把握部の摩耗
・テーパー当たり不良
といった問題が発生します。
当社では、
『チャック修理・再研磨・精度復元』
にも対応しています。
新品製作だけでなく、既存設備の延命も可能です。
実績|30年以上のチャック製作ノウハウ
当社は30年以上にわたり、
・ドリル研削盤用チャック
・ワークヘッド
・特殊把握治具
を製作してきました。
『新規製作+修理対応』の両方に対応できる点が評価されています。
このようなお悩みに対応します
・ドリル再研磨時の振れが大きい
・φ5~φ20で精度が安定しない
・特定サイズだけ振れが出る
・古いチャックを修理したい
・設備メーカー仕様に合わせたい
まとめ|再研磨精度はチャックで決まる
ドリル再研磨において、
『保持精度のわずかな差が刃先精度を大きく左右します』
そのためには、
・可変径対応設計
・熱処理による安定性
・高精度研削
を組み合わせた設計が不可欠です。
チャック精度でお困りの際は、ぜひご相談ください。
FAQ(よくある質問)
Q1.ドリル再研磨で振れが出る原因は何ですか?
A1.主な原因はチャックの精度低下です。把握部の摩耗やテーパーの当たり不良により、同軸精度が崩れることで振れが発生します。
Q2.φ5~φ20のような可変径でも高精度は可能ですか?
A2.可能です。ただし、テーパー精度・面粗度・芯出し調整を総合的に設計する必要があります。当社では全径域で振れ0.02mmクラスに対応しています。
Q3.既存チャックの修理や再研磨はできますか?
A3.対応可能です。摩耗状態を確認した上で、再研磨や精度復元を行い、使用可能な状態へ改善します。
Q4.チャックの寿命はどれくらいですか?
A4.使用頻度や条件によりますが、再研磨や修理により長期間使用することが可能です。定期的なメンテナンスが重要です。
Q5.単品や試作でも対応できますか?
A5.はい、1台から対応可能です。設備に合わせた専用設計にも柔軟に対応いたします。
ドリル研削盤用ワークヘッドチャックをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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■会社概要
郵便番号:455-0831
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FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器、栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
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