段差15.2mmを5μm精度で一発判定|板形状『GO/NO GO段差ゲージ』製作事例
段差測定を「誰でも・瞬時に・確実に」判定できる検査方法とは
製造現場では、『段差寸法のばらつき』が品質不良や組付けトラブルの原因になることがあります。
特に、
『15.2mm+0.05/0』のような数十ミクロン公差では、
・測定に時間がかかる
・作業者による測定誤差
・測定器の扱いによるバラつき
・三次元測定機への依存
といった課題が発生します。
そこで今回は、
『誰でも一発でOK/NG判定できる段差ゲージ』を設計・製作した事例をご紹介します。
製品仕様(段差ゲージ)
品名:段差ゲージ
形状:板形状(厚み5mm)
測定対象寸法:
15.2 +0.05/0(15.20~15.25mm)
判定構成:
15.20(通り)/15.25(止まり)
寸法制御:5μm単位
仕上げ:研削加工仕上げ
材質:SKS3
表面処理:黒染め防錆
熱処理:焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
購入品類:なし
設計:渡辺精密工業株式会社
数量:1セット
当社製造番号:26-00243
課題|段差15.2mmを公差内で安定管理できない
対象となる段差寸法は、
『15.20~15.25mm』
という非常に狭い範囲です。
しかし従来の測定方法では、
・ダイヤルゲージの当て方による誤差
・測定者ごとの読み取り差
・測定時間の増加
・全数検査の負担増
といった問題があり、
現場での安定した品質管理が難しい状況でした。
解決策|『15.20/15.25』二段構成によるGO/NO GO判定
本ゲージでは、
『通り(GO)』『止まり(NO GO)』の二段差構造
を採用しています。
判定方法
・15.20mm側 → 入る(通り)
・15.25mm側 → 入らない(止まり)
このシンプルな動作により、
『段差が15.20~15.25mmの範囲内か』
を瞬時に判断できます。
数値測定を行わず、
現場で誰でも同じ判定ができることが最大の特長です。
技術的ポイント|シンプル構造で5μm精度を実現
一見すると単純な板形状ですが、
精密検査具として以下の要素を徹底管理しています。
・研削加工による高精度平面
・平行度の厳密管理
・段差高さを5μm単位で制御
・SKS3+高硬度処理による耐摩耗性
『単純構造 × 高精度』を両立した設計です。
導入背景|校正NGからの再製作と性能改善
今回の製作は、
・既存ゲージが校正でNG判定
・過去に複数回の修理履歴あり
という状況からスタートしました。
修理も検討されましたが、
『精度の安定性』
『長期使用』
を重視し、新規製作を選択。
さらに、
使い勝手や視認性も改善した仕様で納入しました。
効果|測定工数削減と品質の安定化
本ゲージの導入により、
・測定時間の大幅短縮
・作業者によるバラつき排除
・三次元測定機の使用頻度低減
・現場での即時判定
を実現しました。
結果として、
『検査工程の効率化と品質安定』に大きく貢献しています。
段差ゲージ・GO/NO GO検査具の設計製作に対応
渡辺精密工業では、
・段差ゲージ
・GO/NO GO検査具
・精密検査ゲージ
・ライン検査用治具
・校正NGゲージの再製作
など、現場課題に合わせた検査具の設計・製作を行っています。
特に、
『ミクロン単位の精度管理』
『作業者に依存しない検査方法』
『現場で使いやすいゲージ設計』
を得意としています。
FAQ(よくあるご質問)
Q1.段差ゲージはどの程度の精度まで対応可能ですか?
A1.本事例では5μm単位での段差制御を行っています。用途に応じて1ミクロン精度での設計・製作が可能です。
Q2.既存の段差ゲージが摩耗していますが修理できますか?
A2.状態により修理対応も可能です。ただし精度安定性を重視する場合は再製作をご提案するケースもあります。
Q3.GO/NO GOゲージの設計から依頼できますか?
A3.可能です。測定対象や公差条件に応じて最適な判定構造をご提案します。
Q4.三次元測定機の代わりになりますか?
A4.本ゲージは一次判定用として有効です。NG品のみ三次元測定機で精密測定することで、全体の工数削減が可能です。
Q5.小ロットや単品でも対応可能ですか?
A5.1個からの製作にも対応しています。試作や改善用途でもご相談ください。
段差測定・検査ゲージでお困りの方へ
『段差寸法を確実に管理したい』
『検査工程を効率化したい』
『誰でも同じ判定ができる仕組みを作りたい』
そのような課題がありましたら、ぜひご相談ください。
お問い合わせ
段差ゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
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<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
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