プラグゲージ(φ45 H7)摩耗修理|硬質クロムメッキで精度回復し穴公差を再保証
校正NGとなった栓ゲージを再生|H7穴の通止検査精度を回復した修理事例
製造現場では、『プラグゲージ(栓ゲージ)の摩耗による校正NG』が発生することがあります。
特にH7公差のような高精度穴では、
わずかな摩耗でも『測定信頼性の低下』につながります。
本事例では、
『φ45 H7用プラグゲージ』を新規製作ではなく修理で再生し、
精度を回復した取り組みをご紹介します。
製品仕様(プラグゲージ)
品名:プラグゲージのメッキ修正(φ45 H7)
形状:両口栓ゲージ(通り/止まり)
測定対象:φ45 H7 穴
通り側寸法:φ45.000
止まり側寸法:φ45.025
通り側長さ:L=20
止まり側長さ:L=8
通り側仕様:幅30の二面幅落とし(接地面積低減)
ハンドル部:φ20 ローレット加工、通り/止まり刻印表示
仕上げ:研削加工仕上げ
材質:SKS3
表面処理:黒染め防錆
熱処理:焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
設計:渡辺精密工業株式会社
数量:1セット
当社製造番号:26-00247
用途:φ45 H7穴の通止検査(GO/NO GO)
用途と設計意図|H7穴を確実に判定する通止ゲージ
本ゲージは、
『φ45 H7穴の合否判定』を行う両口タイプのプラグゲージです。
通り側(GO)φ45.000
・穴に挿入できることが条件
・摩耗確認や加工進捗確認のためL=20と長め設計
止まり側(NO GO)φ45.025
・挿入できてはいけない側
・L=8の最小限設計
さらに通り側には、
『二面幅落とし加工(幅30)』
を施し、
・接地面積の低減
・挿入性の向上
・現場作業性の改善
を実現しています。
課題|摩耗による校正NG(スペックアウト)
お客様の校正結果にて、
『摩耗による寸法逸脱』
が確認されました。
通常であれば新規製作となるケースですが、
今回は
『修理による再生が可能か』
というご相談をいただきました。
解決策|硬質クロムメッキ+研削による精度再生
当社の測定部門で詳細な寸法確認を実施した結果、
『硬質クロムメッキによる肉盛り再生が可能』
と判断しました。
修復プロセス|トレーサブルな品質保証工程
本件では、以下の工程で精度回復を実施しています。
・引き取り
・精密測定・状態確認
・洗浄・前処理
・円筒研削(下加工)
・硬質クロムメッキ処理
・仕上げ円筒研削
・最終精度測定・品質保証
・納品
再生後は、
『φ45 H7公差内へ完全復帰』
し、再び検査ゲージとして使用可能となりました。
効果|コスト削減と品質保証の両立
ゲージ再生により、
・新規製作と比較したコスト削減
・短納期対応
・既存資産の有効活用
・測定精度の回復
を実現しました。
適切な条件が揃えば、
プラグゲージは『修理による延命』が可能です。
プラグゲージ修理という選択肢
以下の条件により、再生可否を判断します。
・摩耗量
・母材の残肉状態
・熱処理状態
・基材精度
これらを総合的に評価し、
『修理 or 新規製作』
の最適な方法をご提案します。
プラグゲージ・検査ゲージの修理/製作に対応
渡辺精密工業では、
・プラグゲージ製作
・栓ゲージ修理(メッキ再生)
・円筒研削加工
・精密測定・精度保証
に対応しています。
特に、
『H7公差など高精度穴の保証』
『校正NGゲージの再生』
『短納期での修理対応』
といった課題解決を得意としています。
FAQ(よくあるご質問)
Q1.摩耗したプラグゲージは必ず修理できますか?
A1.摩耗量や母材の状態によります。精度回復が可能な場合のみ、硬質クロムメッキなどによる再生をご提案します。
Q2.被測定物がH7公差のような高精度でも再生可能ですか?
A2.本事例のように適切な工程管理を行えば、公差内への復帰は可能です。ただし状態により新規製作をご提案する場合もあります。
Q3.修理と新規製作はどちらが良いですか?
A3.コスト・納期・精度要求を総合的に判断して最適案をご提案します。修理の方が有利なケースも多くあります。
Q4.どのようなゲージが修理対象になりますか?
A4.プラグゲージ、栓ゲージ、ピンゲージなど、円筒形状の精密ゲージは再生可能なケースが多いです。
Q5.修理後の精度保証はありますか?
A5.最終検査にて寸法確認を行い、規格内であることを確認した上で納品します。
プラグゲージ修理・製作でお困りの方へ
『校正でNGになったゲージを再生したい』
『H7穴の精度保証を維持したい』
『新作か修理か判断に迷っている』
そのような場合は、ぜひご相談ください。
プラグゲージの硬質クロムメッキ修理をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
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<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
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