有度溝ピッチ検査具|内溝段差を数値測定する専用ゲージ(設計・製作・改造対応)

見えない内溝段差を“短時間・高精度で数値化”する測定ソリューション

内径部に存在する溝(内溝)の段差測定は、製造現場において難易度の高い検査の一つです。
特に『基準面から溝端面までの高さ』を数値(有度)で管理する場合、

・目視できない
・測定器が入りにくい
・三次元測定機では工数が大きい

といった課題が発生します。

本事例では、こうした課題に対し、『機械式専用ゲージ』を用いて短時間かつ高精度に測定可能な仕組みを構築しました。


製品仕様(有度溝ピッチ検査具)

品名
有度溝ピッチ検査具

形状
組付け型ゲージ(シリンダータイプ)

仕上げ
研削加工仕上げ

材質
SKS3

表面処理
黒染め防錆

熱処理
焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)

購入品類
ダイヤルゲージ、六角穴付きボルト 等

設計
渡辺精密工業株式会社

数量
1セット

当社製造番号
26-00304


課題:内溝の「見えない段差」をどう測定するか

本案件の測定対象は、内径部に形成された溝の端面位置です。

測定対象の特徴は、

・製品内部にあり視認できない
・測定プローブのアクセスが困難
・基準面からの高さ(段差)管理が必要

というものでした。

一般的には三次元測定機(CMM)で対応可能ですが、

・測定プログラムの作成が難しい
・複数プローブが必要
・測定時間が長い
・設備依存が大きい

といった課題があり、量産現場には適していません。


解決策:機械式『有度検査ゲージ』による数値測定

本検査具では、『上下可動する測定子』と『ダイヤルゲージ』を組み合わせた構造を採用しています。

測定原理

・ゲージを基準面にセット
・測定子が内溝端面に接触
・上下変位をダイヤルゲージで読み取り

これにより、『目視できない内溝段差』を数値(有度)として取得できます。


構造の特長

・シリンダー形状の本体構造
・ローレット加工による高い操作性
・基準面に安定して座る設計
・内溝にアクセス可能な測定子機構
・ダイヤルゲージによる定量評価


導入効果

本検査具の導入により、以下を実現しました。

・視認不可箇所の測定を実現
・短時間での繰り返し測定
・作業者依存の低減
・数値による品質管理(有度管理)

量産ラインにおける『検査時間短縮』と『品質安定化』に大きく貢献しています。


技術的ポイント:設計力 × 加工力 × 現場理解

本ゲージは単なる測定工具ではなく、『測定工程そのもの』を設計しています。

・内溝形状の把握
・基準面の定義
・アクセス制約の解消
・操作性の最適化

これらを踏まえ、

・高硬度材SKS3(HRC58~63)
・研削仕上げによる高精度
・耐摩耗設計
・組付け再現性の確保

を実現しています。


改造対応事例:操作性改善

本案件では、新規製作ではなく既存ゲージの改造を実施しました。

改善内容

・ガイド径のクリアランス最適化

改善効果

・セット時間の短縮
・作業負荷の低減
・測定安定性の向上

『使いやすさ』も含めて最適化することが、現場で活きるゲージ設計の重要なポイントです。


渡辺精密工業の対応領域

・有度検査ゲージ設計
・内溝測定治具製作
・段差測定ゲージ
・専用検査具の設計・製作
・ゲージ修理・改造・精度回復

納入後の改善対応まで一貫して対応しています。


このようなお悩みはありませんか?

・内溝の段差を数値で測定したい
・三次元測定機の工数を削減したい
・見えない箇所を安定して測定したい
・専用検査具を設計から依頼したい
・既存ゲージを改造・改善したい

そのような場合は、ぜひご相談ください。


FAQ(よくある質問)

Q1.内溝のような見えない部分でも測定できますか?
A1.可能です。本事例のように可動測定子とダイヤルゲージを組み合わせることで、視認できない箇所でも段差を数値として取得できるケースが多いです。

Q2.三次元測定機との使い分けはどう考えればよいですか?
A2.三次元測定機は高精度な解析向き、本ゲージは現場での迅速な繰り返し測定向きです。量産現場では専用ゲージとの併用が有効です。専用ゲージでの判断が付きにくい場合は、三次元測定を実施するなどの手順書を作成することが効率的です。

Q3.既存ゲージの改造や改善は可能ですか?
A3.可能です。使用状況や課題を確認し、操作性や精度の改善提案を行います。

Q4.設計から依頼することはできますか?
A4.はい。測定対象や使用環境をヒアリングし、最適な検査方法・ゲージ構造を設計からご提案します。

Q5.どのような業界で使用されていますか?
A5.自動車部品、産業機械、精密加工部品など、μm単位の品質管理が求められる幅広い分野で採用されています。


お問い合わせ

内径溝段差測定ゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。

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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

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