インローカッター逃がし深さゲージ|10μm公差対応・加工直後に即判定できる専用検査具

インロー穴『逃がし深さ』を高精度・短時間で判定する現場向け測定ソリューション

インロー構造における『逃がし(ニガシ)形状の深さ』は、嵌合精度や密着性に直結する重要な管理項目です。
しかし、数十μm単位の深さ差を現場で安定して測定することは容易ではありません。

本事例では、『加工直後にその場で判定できる専用深さゲージ』を設計・製作し、検査精度と作業効率の両立を実現しました。


製品仕様(インローカッター逃がし深さゲージ)

品名
インローカッター逃がし深さゲージ

形状
組付け型ゲージ構造(複数部品構成)

仕上げ
研削加工仕上げ

材質
SKS3

表面処理
黒染め防錆

熱処理
焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)

購入品類
コイルスプリング、六角穴付きボルト 等

設計
渡辺精密工業株式会社

数量
1セット

当社製造番号
26-00013


課題:インロー穴『逃がし深さ』の精度保証が難しい

インロー穴では、嵌合部の密着性を確保するために、壁際に『逃がし形状』を設けます。

なぜ「逃がし」が必要か

・底面と壁際が同一高さだと干渉が発生
・密着不良や組付け不良の原因となる
・相手部品との嵌合精度に影響

そのため、

『壁際のみをわずかに深く加工する』

という構造が採用されます。


測定の難しさ:数十μmレベルの深さ差

逃がし深さは、50μm前後の公差で管理されるケースもあります。

一般的な測定方法では、

・測定子の当たり位置が安定しない
・底面と壁際の差分測定が難しい
・作業者によるばらつきが発生
・再現性が確保できない

といった問題があり、専用ゲージなしでの安定測定は困難です。


解決策:現場で即判定できる専用深さゲージ

本ゲージは、『加工現場で即時に判定できる』ことを目的に設計されています。

使用シーン

・加工完了直後
・刃物交換後
・設備再立ち上げ時
・出荷前最終検査

その場で測定することで、加工異常を早期に検知できます。


導入効果

・不適合品の流出防止
・刃物摩耗の早期発見
・加工条件ズレの即時把握
・作業者依存の低減
・品質の見える化

三次元測定機に依存しない『現場一次保証ツール』として有効です。


構造と技術ポイント

① 高硬度・高安定材料

・SKS3採用
・HRC58~63の高硬度
・サブゼロ処理による寸法安定化

② 研削加工による高精度仕上げ

・平面度管理
・平行度管理
・接触面精度の確保

③ スプリング機構による安定測定

・コイルスプリング内蔵
・一定の測定圧を維持
・接触位置の再現性向上


なぜ専用ゲージ設計が必要か

インロー逃がし深さの管理は、単純な寸法測定ではありません。

・嵌合相手との関係
・加工機の特性
・工具(カッター)の状態
・測定環境

これらを総合的に考慮する必要があります。

渡辺精密工業株式会社では、

『技術営業 × 設計 × 加工』

が連携し、『検査工程そのもの』を設計するアプローチを行っています。


対応可能な領域

・インロー深さゲージ設計
・逃がし形状測定ゲージ
・専用検査具の設計・製作
・現場検査工程の最適化
・既存ゲージの改造・改善


このようなお悩みはありませんか?

・インロー逃がし深さを安定して測定したい
・50μm公差を現場で管理したい
・加工直後に品質確認したい
・刃物交換後のチェック方法を確立したい
・専用検査具を設計から依頼したい

そのような場合は、ぜひご相談ください。


FAQ

Q1.インローの逃がし深さはどの程度の精度で管理できますか?
A1.本ゲージでは10μm〜50μmレベルの公差管理に対応可能です。設計条件に応じて最適な測定構造をご提案します。さらに厳しい公差管理のケースについてもご相談ください。

Q2.加工現場で使用しても精度は安定しますか?
A2.スプリング機構により測定圧を一定に保つため、作業者によるばらつきを抑え、安定した測定が可能です。ただし、定期的にゲージの点検校正が必要になります。

Q3.三次元測定機との違いは何ですか?
A3.三次元測定機は高精度解析向け、本ゲージは現場での迅速な判定向けです。一次判定としての活用に適しています。

Q4.既存の検査方法から置き換えは可能ですか?
A4.可能です。現在の測定方法や課題をヒアリングし、最適な検査工程への移行をご提案します。

Q5.設計から依頼することはできますか?
A5.はい。測定対象・加工条件・使用環境を踏まえ、専用ゲージの構想設計から製作まで一貫対応します。


お問い合わせ

インローカッター逃が深さゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。

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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

<営業範囲一覧>

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