リニアゲージ(R59確認ゲージ)|φ50基準×R59通止を『180°反転』で判定する専用検査具
同軸R形状を“簡単・高精度”に確認|反転操作で通止判定を実現
加工現場では、『基準穴を中心としたR形状(円弧)の精度確認』が必要になるケースがあります。
しかし、同芯条件を維持したままR形状を簡単に確認する方法は限られており、
・測定に時間がかかる
・三次元測定機に依存する
・現場での即判定が難しい
といった課題が発生します。
本事例では、『φ50基準+R59形状』をワンアクションで判定できる専用リニアゲージを設計・製作し、現場での即時判定を実現しました。
製品仕様(リニアゲージ/R59確認ゲージ)
品名
リニアゲージ(同軸度、R59確認ゲージ)
形状
片口栓ゲージ(2段構造・扇形ゲージ部)
寸法構成
基準軸部:φ50
ゲージ部:R59.10/R59.15(左右でRが異なる半円形状)
ハンドル
φ22 × L65(ローレット加工)
仕上げ
研削加工仕上げ
材質
SKS3
表面処理
黒染め防錆
熱処理
焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
追加仕様
硬質クロムメッキ(片肉 約10μm)
設計
渡辺精密工業株式会社
数量
1セット
当社製造番号
26-00248
用途:φ50基準でR59形状を通止判定
本ゲージは、『φ50穴を基準』として挿入し、その同芯上にあるR59形状の良否を確認する専用検査具です。
判定方法:180°反転による通止確認
操作は非常にシンプルです。
① φ50基準部を製品に挿入
② ハンドルを180°回転(反転)
③ R59形状の通り/止まりを確認
ゲージ部は左右で異なるRを持つため、
・一方向:通り(GO)
・反転方向:止まり(NO GO)
という判定が可能になります。
技術的ポイント:左右で異なるR形状を同芯で成立
本ゲージの最大の特徴は、『左右で異なる半径を持つ半円形状』です。
・R59.10
・R59.15
という異なるRを同一ゲージ上に成立させています。
加工難易度の高さ
一見シンプルな構造に見えますが、実際には非常に高難度な加工です。
・通常の円筒研削では両側が同時に削られる
・左右で異なるRを成立させるには特殊な加工ノウハウが必要
・対称形ではない半円形状の精密仕上げ
さらに、
・同芯精度の確保
・R差(50μm)の管理
・反転時の再現性
・μm単位の形状精度
を同時に満たす必要があります。
『シンプルに見えて高度』な精密ゲージです。
課題:高頻度使用による摩耗
本ゲージは使用頻度が高く、
・接触部の摩耗
・再製作の繰り返し
・交換コスト増大
といった課題がありました。
解決策:硬質クロムメッキによる耐摩耗対策
本案件では、『硬質クロムメッキ(片肉約10μm)』を追加提案しました。
導入効果
・耐摩耗性の向上
・ゲージ寿命の延長
・再製作サイクルの長期化
・トータルコスト削減
・ゲージ不在リスクの低減
単なる製作ではなく、『ライフサイクルコストまで含めた設計提案』を行っています。
対応可能な領域
・同軸度確認ゲージ設計
・R形状専用検査具
・反転判定型ゲージ
・高硬度材の精密研削加工
・摩耗対策設計(メッキ・材質提案)
このようなお悩みはありませんか?
・基準穴を基準にR形状を通止判定したい
・同芯Rの精度を現場で確認したい
・反転操作で判定できるゲージを作りたい
・摩耗対策まで含めて提案してほしい
・高難度形状のゲージ製作を依頼したい
そのような場合は、ぜひご相談ください。
FAQ
Q1.R形状の通止判定を現場で行うことは可能ですか?
A1.可能です。本ゲージのように専用設計することで、三次元測定機を使わずに現場で即時判定ができるケースが多いです。
Q2.なぜ180°反転で判定できるのですか?
A2.左右で異なるR寸法(R59.10/R59.15)を持たせているため、反転することで通りと止まりを切り替えて判定できます。
Q3.このような異なるR形状の加工は難しいですか?
A3.非常に高難度です。同芯精度とμm単位の形状精度を両立するため、高度な研削加工技術が必要です。
Q4.摩耗対策にはどのような方法がありますか?
A4.硬質クロムメッキや材質選定の最適化により、耐摩耗性を向上させることが可能です。本事例ではメッキにより寿命延長を実現しています。
Q5.設計から相談することは可能ですか?
A5.可能です。測定対象や使用環境を踏まえ、最適なゲージ構造・測定方法を設計からご提案します。
お問い合わせ
R59確認ゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
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