測定マスタスタンドユニット(小範マスタ)製作事例|±0.002公差・同軸度0.002対応の校正用OKマスタ
自動測定機の精度を決める『基準マスタ』をμm単位で製作|専用機メーカー様向け対応事例
専用機メーカーが製作する搬送装置や生産ラインには、自動測定機能が組み込まれるケースがあります。
その測定機に対して『何が正しいのか』を教える役割を担うのが『マスタ(原器)』です。
今回は、±0.002mmの寸法公差と同軸度0.002mmという高精度要求に対応した『小範マスタ』の製作事例をご紹介します。
製品仕様(Specification)
品名:測定マスタスタンドユニット(小範マスタ)
形状:
鍔部最大径 φ100
外径 φ45.975 ±0.002
内径 φ17.992 ±0.002
同軸度(外径-内径):0.002
仕上げ:研削加工仕上げ
材質:SKS3
熱処理:焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理 HRC58~63
表面処理:なし
識別仕様:
『SMALL』刻印
φ100鍔部に円周溝加工+赤ペンキ塗布
設計:お客様
数量:1個
当社製造番号:26-00084
小範マスタとは?|OKマスタの基準位置を示す重要部品
『小範』『大範』とは、OKマスタ(基準マスタ)の区分です。
・小範:公差の下限を示す基準
・大範:公差の上限を示す基準
本製品は、搬送装置内に組み込まれた測定ユニットの校正(キャリブレーション)に使用される『小範マスタ』です。
用途と要求性能|ライン内校正で求められる条件
本マスタは、ライン内で使用されるため以下の要件が求められます。
・測定基準の長期安定性
・繰り返し使用でも精度が変わりにくいこと
・作業者が誤認しない識別性
単なる寸法精度だけでなく、『運用現場での確実な使い分け』まで考慮する必要があります。
専用機メーカー様からのご依頼背景
今回のご依頼主は専用機メーカー様です。
装置全体の設計・製作は可能でも、
・±0.002mmの寸法公差
・同軸度0.002mm
といったミクロンレベルの基準マスタ製作は難易度が高く、外部委託が必要となるケースが多くあります。
そのため、高精度研削に強みを持つ当社へご依頼いただきました。
技術ポイント①|±0.002公差 × 同軸度0.002の同時管理
本製品の最大のポイントは以下の精度要求です。
・外径 φ45.975 ±0.002
・内径 φ17.992 ±0.002
・同軸度 0.002
それぞれ4μm幅の公差に加え、内径と外径の芯ズレを2μm以内に抑える必要があります。
対応ポイント:
・内径基準での芯出し加工
・熱処理後の歪みを見越した前工程設計
・サブゼロ処理による寸法安定化
・研削工程の分割と仕上げ順序の最適化
技術ポイント②|校正用途=測定の基準そのもの
このマスタは、測定ユニットに対して『OK基準』をティーチングする役割を持ちます。
つまり、
『マスタの精度が測定結果の信頼性を左右する』
という極めて重要なポジションです。
当社では以下を徹底しています。
・μm単位での実測管理
・温度補正を考慮した測定
・幾何公差の確認
・安定した精度状態での出荷
技術ポイント③|誤使用を防ぐ識別設計
現場での誤使用を防ぐため、以下の識別仕様を採用しています。
・『SMALL』刻印
・鍔部への円周溝加工
・溝部への赤ペンキ塗布
これにより、作業者が瞬時に識別できる設計としています。
精度だけでなく、『現場で間違えない仕組み』も重要な要素です。
このようなお悩みはありませんか?
・測定ユニット用のマスタを製作したい
・±0.002mmレベルの加工ができる会社を探している
・同軸度0.002の精度が必要
・専用機メーカーだが精密マスタは外注したい
・校正基準を長期間安定させたい
当社の対応領域
渡辺精密工業株式会社では、以下に対応しています。
・OKマスタ/NGマスタ製作
・小範/大範マスタ製作
・μm単位の幾何公差対応
・高硬度材の精密研削加工
・校正用途治具の設計支援
測定精度を支える『基準部品』の製作は、ぜひご相談ください。
FAQ(よくある質問)
Q1.小範マスタと大範マスタの違いは何ですか?
A1.小範は公差の下限を示す基準、大範は上限を示す基準です。測定機の判定基準を設定する際に使い分けます。
Q2.同軸度0.002はどの程度の精度ですか?
A2.2μm以内のズレに抑える必要があり、高精度研削と測定管理が求められる難易度の高い領域です。
Q3.なぜ専用機メーカーはマスタを外注するのですか?
A3.装置製作とミクロン精度の研削加工は専門分野が異なるため、高精度部分のみ外注されるケースが多くあります。
Q4.マスタの精度が悪いとどうなりますか?
A4.測定機の基準がずれ、良品・不良品の判定に誤差が生じる可能性があります。
Q5.識別仕様はカスタマイズできますか?
A5.可能です。刻印、色分け、形状差など現場に合わせた識別設計に対応しています。
Q6.1個からでも製作可能ですか?
A6.はい、単品から対応可能です。試作・開発用途のご相談も歓迎しています。
お問い合わせ
搬送装置内自動測定機用キャリブレーションマスターをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
北海道
東北
青森県
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関東
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