両口栓ゲージで穴径と深さを同時検査する方法|海外工場でも同一品質を実現した設計事例
アメリカ工場向けに再現した『深さ確認機能付き栓ゲージ』|ラインサイド検査を効率化する実用設計
海外工場でも日本と同じ品質検査は可能か?
製造業のグローバル化に伴い、
『海外工場でも日本と同一の品質基準で検査したい』
というニーズが増えています。
しかし実際には、
・検査方法の違い
・測定ばらつき
・設備や治具の差異
により、品質のばらつきが発生するケースも少なくありません。
本記事では、
『穴径と深さを同時に検査できる両口栓ゲージ』を海外工場向けに製作し、品質統一を実現した事例をご紹介します。
製品仕様(両口栓ゲージ)
品名
アメリカ現地工場向け栓ゲージ
形状
両口栓ゲージ
・通り側:φ5.743(深さ確認切欠付き)
・止まり側:φ6.153
・中央ハンドル:ローレット加工付き φ14 × 70
材質
SKS3
熱処理
焼入れ・焼き戻し・サブゼロ処理
硬度:HRC58~63
表面処理
黒染め処理
設計
渡辺精密工業株式会社
数量
3個
当社製造番号
26-00039
特徴:穴径と深さを『同時に判定できる構造』
本ゲージの最大の特徴は、
『穴径検査と深さ検査を1回の操作で実現できる』
点にあります。
深さ確認切欠による判定機構
通り側ゲージには、深さ確認用の切欠が設けられています。
この切欠には、
・通り判定用基準
・止まり判定用基準
の2段階が設定されています。
検査方法(シンプル操作)
作業手順は非常にシンプルです。
・ゲージを穴に挿入
・挿入状態を確認
これだけで、
・穴径が規格内か
・穴の深さが規定値に達しているか
を同時に判断できます。
導入背景:海外工場での品質統一ニーズ
本ゲージはもともと、
『日本国内工場向けに製作されたリピート品』
でした。
今回、お客様がアメリカ工場で同一製品の生産を開始するにあたり、
『同一仕様の検査ゲージを海外でも使用したい』
というご要望をいただきました。
海外工場特有の課題と対策
海外拠点では、次のような課題があります。
・日本からの緊急手配が難しい
・輸送リードタイムが長い
・設備停止リスクが高い
そのため今回は、
『予備を含めた複数本(3個)製作』
により、安定運用を実現しました。
ラインサイド検査に最適な設計
本ゲージは、加工ライン直近で使用する『ラインサイド検査用ゲージ』です。
そのため、
・誰でも使える
・短時間で判定できる
・判断ミスを防ぐ
設計を重視しています。
現場作業性を高める工夫
・ローレット加工ハンドルによる滑り止め
・止まり側識別用の円周溝
これにより、
『直感的に使える検査工具』
となっています。
効果:品質安定と検査効率の向上
本ゲージの導入により、
・検査時間の短縮
・測定ばらつきの低減
・不良流出の防止
を実現しました。
さらに、
『海外工場でも日本と同一品質を担保』
できる体制が構築されました。
対応可能な検査ゲージ・用途
渡辺精密工業では、以下に対応しています。
・栓ゲージ
・通止ゲージ
・複合検査ゲージ(寸法同時判定)
・ライン検査用治具
・海外工場向け検査工具
特に、
・複数寸法を同時に確認したい
・現場作業を効率化したい
・海外でも同一品質を維持したい
といった課題解決型の設計を得意としています。
まとめ|検査ゲージ設計で品質は統一できる
検査工程は、
『測定機ではなくゲージ設計で最適化できる領域』
です。
適切なゲージを設計することで、
・作業者によらない品質
・短時間検査
・海外でも同一品質
を実現できます。
海外工場・検査ゲージでお困りの方へ
以下のようなお悩みはありませんか?
・海外工場でも日本と同じ検査をしたい
・穴径と深さを同時に確認したい
・ライン検査を効率化したい
・特殊ゲージを設計したい
・海外拠点向けに治具を準備したい
『検査方法そのものを設計で解決できます』
▼詳しくはこちら
https://www.wsl-g.co.jp
FAQ(よくある質問)
Q1.両口栓ゲージとは何ですか?
A1.通り側と止まり側の2種類の寸法を持ち、穴径の合否を判定する検査ゲージです。
Q2.穴径と深さを同時に検査することは可能ですか?
A2.可能です。深さ確認用の切欠構造を追加することで同時判定ができます。
Q3.海外工場でも同じ検査精度を維持できますか?
A3.同一仕様のゲージを使用することで、日本と同じ検査品質を維持できます。
Q4.ラインサイド検査に適したゲージとは何ですか?
A4.誰でも短時間で判定でき、測定ばらつきが出にくいシンプル構造のゲージです。
Q5.複数寸法を一度に確認できるゲージは製作できますか?
A5.可能です。用途に応じて穴径・深さ・位置などを同時確認できる設計に対応しています。
Q6.海外向けに複数本製作するメリットは何ですか?
A6.予備確保により、破損やトラブル時でもライン停止リスクを低減できます。
お問い合わせ
アメリカ工場向け栓ゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
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■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
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東北
青森県
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