R形状(R24.8)の測定方法とは?回転式ゲージによる振れ測定と検査事例【課題解決事例】
ブッシュバランサーの円弧外径を高精度に評価|回転テーブル+インジケータで“ズレ”を可視化
R24.8測定ゲージ(ブッシュバランサー用)の製作事例
円弧形状(R形状)の測定は、
単純な寸法測定では評価できない難しさがあります。
特に、
- 円弧の“フルRではない形状”
- 扇形部品の外径
- 回転させながらの振れ確認
といったケースでは、
専用ゲージによる評価が不可欠です。
今回ご紹介するのは、
R24.8形状を持つブッシュバランサーの測定ゲージです。
製品仕様(R24.8測定ゲージ)
品名
R24.8測定ゲージ(ブッシュバランサー用)
形状
組付けゲージ(総型ゲージ)
仕上げ
▽▽▽
材質
SKS3、S45C 他
表面処理
黒染め処理
熱処理
焼入れ・焼戻し・サブゼロ処理(HRC58~63)
購入品
デジマチックインジケータ(ミツトヨ 543-855B)
フラット測定子(φ15)
ストッパボルト、ローレットノブ、ノックピン 他
設計
渡辺精密工業株式会社
数量
1セット
当社製造番号
26-00170
測定対象:ブッシュバランサーのR形状
対象となる製品は、
銀杏の葉のような扇形形状をした自動車部品。
その外径は、
👉 R24.8の円弧形状
で構成されています。
回転させて測る「R形状の振れ」
本ゲージの最大の特徴は、
👉 回転させながら測定する構造
です。
■ 構造のポイント
- 製品を固定する治具
- 360°回転可能な回転テーブル(インロー構造)
- 実際の測定範囲は約140° (扇形溝による回転規制あり)
■ 測定方法
- 高精度なR24.8原器でゼロセット
- 製品(ブッシュバランサー)をセット
- 左右70°ずつ(計140°)回転
- デジマチックインジケータで数値を確認
“ズレ”を数値で可視化
インジケータの先端には
”フラット測定子(φ15)”を採用。
回転に伴う外径の変化を読み取ることで、
- ゼロ → 完全一致
- プラス → 大きい
- マイナス → 小さい
という形で、
👉 R形状のズレ(振れ)を定量評価
できます。
なぜ専用ゲージが必要なのか?
このような形状では、
- ノギス
- マイクロメータ
だけでは、
👉 実使用状態に近い評価ができない
ケースがあります。
三次元測定機で測定することは可能ですが、時間と手間がかかります。
本ゲージでは、
- 実際の動き(回転)を再現
- 必要範囲のみ評価
- 現場で即判定可能
というメリットがあります。
高精度と実用性を両立
本ゲージは、
- 高硬度(HRC58~63)による耐久性
- 黒染め処理による防錆
- 市販測定機器との組み合わせ
により、
👉 精度・耐久性・使いやすさを両立
しています。
このような課題に対応します
- R形状(円弧)の測定方法が分からない
- 振れを定量評価したい
- 専用ゲージを設計したい
- 測定のバラつきをなくしたい
- 現場で使える検査治具がほしい
R測定・検査治具でお困りの方へ
渡辺精密工業株式会社では、
- 円弧測定ゲージ
- 回転式検査治具
- 自動車部品検査ゲージ
- 特注測定工具
など、
“実際の使い方”に合わせた測定治具設計を得意としています。
ぜひお気軽にご相談ください。
FAQ(よくある質問)
Q1. R形状(円弧)の測定はなぜ難しいのですか?
A.
円弧形状は一点測定では評価できず、複数点や動き(回転)を含めた測定が必要になるため難易度が高くなります。
Q2. R形状の振れはどのように測定しますか?
A.
回転テーブル上で対象物を正確に回転させ、インジケータで変位を測定することで、円弧形状のズレ(振れ)を評価します。
Q3. デジマチックインジケータとは何ですか?
A.
微小な変位をデジタル表示で測定できる測定機器で、高精度な寸法変化の確認に使用されます。
ミツトヨ製品が代表的です。
Q4. なぜ回転させて測定する必要があるのですか?
A.
実際の使用状態を再現しながら測定することで、形状全体の精度や偏りを正確に把握できるためです。
Q5. 専用ゲージを使うメリットは何ですか?
A.
測定の再現性が高く、作業者によるばらつきを抑え、短時間で正確な判定が可能になります。
Q6. 原器とは何ですか?
A.
測定の基準となる高精度部品で、測定機器のゼロ設定や校正に使用されます。
別名はマスター、基準器です。
Q7. 円弧測定でよくある課題は何ですか?
A.
・測定方法が確立されていない
・数値で評価できない
・測定結果にばらつきがある
・現場で使いにくい
Q8. 特注の測定ゲージは対応可能ですか?
A.
はい、用途や測定方法に応じて最適な構造で設計・製作が可能です。
扇形製品の外径寸法計測をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
<営業範囲一覧>
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