ANVIL(リベット受け治具)製作事例|SR5凹形状×同軸度管理で打ち込み品質を安定化
航空宇宙向けリベット治具|SR凹凸加工+φ5 g6同軸精度で均一打設を実現
製品仕様(Specification)
品名:ANVIL(リベット受け治具)
形状:
SR5 ±0.02(メス形状) × φ9.3 外径 × L36 ほか
付属構成:
SR50(凸形状)を有する φ7 × L20 部品(セット品)
仕上げ:精密研削加工仕上げ
材質:SKD11
表面処理:なし
熱処理:焼入れ・焼戻し HRC60以上
設計:お客様
数量:1セット
当社製造番号:26-00702
用途:リベット打設時の“受け側治具”
本製品は、航空宇宙関連のお客様向けに製作した
『リベット打設用の受け治具(ANVIL)』
です。
リベットを打つ際、裏側で支えることで
・打撃力の適正伝達
・変形防止
・品質安定
を担う重要な役割を持ちます。
技術ポイント①:SR5凹形状による打ち込み制御
受け部には、
『SR5のメス形状(球面凹形状)』
が加工されています。
さらに、
・凹深さ:1.75 ±0.2
という制限が設けられています。
これにより、
・リベットの潰れ方を均一化
・打ち込み量のバラツキ抑制
・仕上がり品質の安定化
が可能となります。
技術ポイント②:SR凸形状とのセット使用
本案件では、
・SR5(凹)
・SR50(凸)
という
『球面のオス・メス両方を使用する構成』
となっています。
SR50凸形状を持つ部品と組み合わせることで、
・リベットへの荷重分布の最適化
・局所応力の分散
・安定した塑性変形
を実現しています。
技術ポイント③:同軸度管理が品質を左右する
本製品では、装置取り付け部として
『φ5 g6』
の高精度軸部を採用しています。
さらに重要なのは、
・φ5軸
・SR5凹形状
・SR50凸形状
これらすべてが
『同一軸上(同軸)に配置されていること』
です。
なぜ同軸度が重要なのか
同軸度が確保されていない場合、
・力の作用点がズレる
・リベットに偏荷重がかかる
・打ち込み品質が不安定になる
といった問題が発生します。
逆に、同軸精度が高いことで、
『装置の力がそのままリベット中心へ伝わる』
状態となり、安定した加工が可能になります。
材質選定:SKD11を採用した理由
本製品には
『SKD11(高硬度工具鋼)』
を採用しています。
理由は以下の通りです。
・高硬度(HRC60以上)
・耐摩耗性に優れる
・打撃荷重に対する耐久性
リベット打設は繰り返し衝撃が加わるため、
『耐摩耗性と耐衝撃性の両立』
が求められます。
難易度の高い“球面加工(SR形状)”
本製品の大きな特徴は、
『SR形状(球面)をオス・メス両方で高精度加工』
している点です。
球面加工は、
・加工難易度が高い
・測定が難しい
・再現性の確保が困難
といった理由から、対応できるメーカーが限られます。
当社では、
・SR凹形状加工
・SR凸形状加工
・同軸管理
を一貫して社内対応しています。
導入効果:生産性と品質の向上
本ANVILセットの導入により、
・リベット打設の安定化
・作業バラツキの低減
・品質の均一化
が実現しました。
お客様からは、
『生産性が向上し、品質が安定した』
との評価をいただいています。
このようなお悩みはありませんか?
・リベット打設の品質が安定しない
・打ち込み量にバラツキがある
・球面形状の加工を依頼できる会社がない
・オス・メス両方の球面加工をまとめて依頼したい
・同軸度を高精度で管理したい
まとめ:力の伝わり方を制御する治具の実現
本事例の本質は、
『力の伝達を制御することで品質を安定させる』
点にあります。
・SR形状による接触制御
・同軸精度による力の集中
・高硬度材による耐久性
これらを組み合わせることで、
現場で信頼できる治具となります。
渡辺精密工業株式会社では、
このような高精度治具の設計・製作に対応しています。
FAQ(よくある質問)
Q1.ANVILとは何ですか?
A1.リベット打設時に裏側から支える受け治具で、打撃力を安定して伝える役割を持ちます。
安定したリベットカシメが実現できます。
Q2.SR形状とは何ですか?
A2.球面形状(半径指定された曲面)を指し、接触状態や荷重分布を制御するために使用されます。
Q3.なぜ同軸度が重要なのですか?
A3.同軸でないと力の作用点がズレ、リベットに偏った力がかかり品質が不安定になります。
Q4.SKD11を使う理由は何ですか?
A4.高硬度・耐摩耗性・耐衝撃性に優れており、繰り返し打撃に耐えるためです。
Q5.球面加工はどのくらい難しいのですか?
A5.加工・測定ともに難易度が高く、対応できるメーカーは限られます。当社ではオス・メス両方に対応可能です。
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<金型>
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<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
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