1/50テーパーリングゲージ製作事例|緩いテーパー穴を±30秒で高精度加工した精密ゲージ事例
『1度8分45秒』の微小テーパーを高精度に実現。ストレート穴のように見える“緩いテーパー加工”に対応したリングゲージ製作事例
1/50テーパーリングゲージの製作仕様
今回出荷した製品は、『1/50テーパーリングゲージ』です。
まずは製品仕様をご紹介します。
製品仕様
・品名:1/50テーパーリングゲージ
・形状:φ30x30±0.02(小径φ6 1/50テーパー穴)
・仕上:▽▽▽
・材質:SUJ2
・表面処理:防錆黒染め
・熱処理:焼入れ焼き戻しサブゼロ処理 HRC58~62
・購入品類:なし
・設計:渡辺精密工業株式会社
・個数:1
・当社製造番号:26-00674
一見するとストレート穴に見える『超緩テーパー』
今回の特徴は、『1/50テーパー』という非常に緩やかなテーパー穴です。
1/50テーパーを角度換算すると、『1°8’45’’(1度8分45秒)』となります。
そして、公差は『±30秒』。
角度としては非常に小さく、加工現場では、一見すると『ストレート穴』のように見えるレベルです。
名古屋弁では、こういった緩いテーパーを『にすいテーパー』と表現します(笑)。
一般的にテーパー加工というと、大きな角度をイメージされることが多いですが、実際には『緩い角度ほど難しい』ケースも少なくありません。
口元径φ6 0/-0.002という厳しい寸法要求
さらに今回のゲージでは、小径側(口元径)に、『φ6 0/-0.002』という厳しい公差指定がありました。
しかも、厚み構造が2段になっており、
・全体厚み:28±0.02
・段差部:1mm±0.01(=27厚部分)
という構造です。
つまり、『28厚部分側にφ6の高精度テーパー穴が存在する』構造であり、向こう側(対角)がない状態です。
このような構造では、
・加工時の芯ズレ
・研削時の微細な熱影響
・測定時の基準取り
など、非常に繊細な管理が求められます。
緩いテーパー加工は“簡単そうに見えて難しい”
緩いテーパー加工は、見た目では変化量が小さいため、
『本当にテーパーになっているのか』
というレベルの加工になります。
しかし実際には、
・角度精度
・真円度
・テーパー方向の寸法変化
・口元径公差
・面粗度
などをすべて成立させる必要があります。
特にゲージ類は、『測るための基準器』であるため、加工精度そのものが製品価値になります。
わずかなズレでも、お客様の測定精度や品質保証に影響を与えてしまいます。
渡辺精密工業は“キツイ角度”も“緩い角度”も得意です
当社では、
・大きな角度のテーパー加工
・小さな角度の微小テーパー加工
・内径テーパー研削
・複合テーパー
・高精度ゲージ製作
など、多くの実績があります。
特に、
『他社では難しいと言われた』
『測定方法まで含めて相談したい』
『高精度なテーパーゲージを作りたい』
というご相談を全国からいただいています。
テーパー加工は、単純に角度を削るだけでは成立しません。
加工技術だけでなく、
・測定技術
・熱処理知識
・研削ノウハウ
・幾何公差理解
・使用用途への理解
まで含めた総合力が必要です。
精密ゲージ・テーパー加工でお困りならご相談ください
渡辺精密工業株式会社では、
・リングゲージ
・テーパーゲージ
・特殊ゲージ
・マスターゲージ
・高精度内径研削
・サブミクロンレベルの精密加工
などに対応しております。
『これは難しいかもしれない』
という案件ほど、ぜひ一度ご相談ください。
▼渡辺精密工業株式会社
www.wsl-g.co.jp
FAQ(よくある質問)
Q1.1/50テーパーとはどのくらいの角度ですか?
A1.1/50テーパーは角度換算で『約1度8分45秒』です。非常に緩やかな角度であり、見た目ではストレート穴に近く見えるレベルです。
Q2.緩いテーパー加工はなぜ難しいのですか?
A2.角度変化量が非常に小さいため、わずかな加工誤差や測定誤差でも公差外になりやすいためです。特に高精度ゲージでは高度な研削技術と測定技術が必要です。
Q3.テーパーゲージの用途は何ですか?
A3.テーパー形状部品の寸法確認、組付け確認、品質保証などに使用されます。測定基準となるため、高精度が要求されます。
Q4.渡辺精密工業株式会社では小径内径テーパー加工にも対応していますか?
A4.はい。小径内径テーパー加工、内径研削、高精度ゲージ加工など、多数の実績があります。特殊仕様にも対応可能です。
Q5.テーパー加工だけの追加工依頼も可能ですか?
A5.可能です。支給品への追加工、内径テーパー加工、複合テーパー加工などもご相談いただけます。
お問い合わせ
1/50テーパーリングゲージをはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。
「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。


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渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/
■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1 → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324
<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など
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