芯金キャップ加工事例|同芯度φ0.03・円筒度0.03を実現した精密加工対応
他社でうまくいかなかった精密部品も解決|同芯度・円筒度・直角度を安定実現する加工技術
芯金キャップφ39.6とは?
今回ご紹介するのは、『芯金キャップφ39.6』の加工事例です。
一見するとシンプルな円筒部品ですが、
・同芯度
・円筒度
・直角度
といった幾何公差が複合的に要求される、精度バランスが重要な部品です。
さらに今回は、『他社で何度製作してもうまくいかなかった』という背景を持つ案件でした。
製品仕様(早期提示)
芯金キャップφ39.6 仕様一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 品名 | 芯金キャップφ39.6 |
| 形状 | φ39.6±0.05 × L175 |
| 仕上 | ▽▽▽ |
| 材質 | SKS3 |
| 表面処理 | 防錆黒染め |
| 熱処理 | 焼入れ焼き戻しサブゼロ処理 HRC58~62 |
| 購入品類 | なし |
| 設計 | お客様+渡辺精密工業株式会社 |
| 個数 | 1 |
| 当社製造番号 | 26-00790 |
要求精度|シンプルに見えて難しい理由
本製品には以下の幾何公差が要求されています。
・外径φ39.6の円筒度『0.03』
・内径φ20(深さ12)との同芯度『φ0.03』
・端面に対する直角度『0.02』
さらに反対側には、
・長さ19の六角穴加工
が施されています。
これらは個別には対応可能な精度ですが、
『すべてを同時に公差内に仕上げる』
ことが難易度を上げています。
つまり、
・加工順序
・チャッキング方法
・歪み対策
・測定方法
まで含めたトータル設計が重要になります。
課題の背景|なぜ他社ではうまくいかなかったのか?
今回のお客様は、商談会で当社と出会いました。
その後、あるタイミングでご連絡をいただきました。
内容は非常に印象的なものでした。
『どの業者に出してもうまくいかない』
『図面を厳しくしてもダメ』
『逆に緩くしてもダメ』
つまり、単なる精度問題ではなく、
『加工の考え方そのものが合っていない』
可能性がある案件でした。
結果として、複数社でのトライによりコストも大きくロスしてしまったとのことでした。
当社の対応|製作する工程設計が重要
当社ではまず、
『図面通りに作る』ための、『加工工程を組み立てる』という視点で対応しました。
具体的には、
・同芯度を担保する工程設計
・円筒度を安定させる仕上げ工程
・端面直角度を維持する加工基準設定
・六角穴加工による影響の排除
などを総合的に検討し、加工プロセスを構築しました。
このような対応は、図面だけでは読み取れない『暗黙知』が重要になります。
結果|品質・外観ともに高評価
当社で製作・納入後、お客様からは以下の評価をいただきました。
『こんな精度の良い品物は久しぶりに見た』
『外観も非常に綺麗』
さらに、生産技術ご担当者様からも、『安心して機械に組み込める』とのお言葉をいただいております。
これは単なる寸法精度だけでなく、『安心して使える品質』が評価された結果だと考えています。
まとめ|“どこに出してもダメだった案件”こそご相談ください
今回の事例のようなご依頼は当社には多数寄せられます。
渡辺精密工業株式会社では、
・同芯度・円筒度・直角度など幾何公差対応
・焼入れ品の高精度加工
・単品・試作対応
・他社NG案件の再設計・再加工
などに多数の実績があります。
『どこに頼んでもうまくいかない』
そのような案件こそ、一度ご相談ください。
FAQ(よくある質問)
Q1.同芯度φ0.03とはどの程度の精度ですか?
A1.外径と内径の中心が直径0.03mm以内に収まる必要がある精度で、精密加工分野においては比較的厳しい部類に入ります。
Q2.円筒度0.03とは何ですか?
A2.円筒の真円度と真直度を含めた総合精度で、全体として0.03mm以内に収まる必要がある幾何公差です。
Q3.なぜ複数の業者でうまくいかなかったのですか?
A3.個々の加工は可能でも、同芯度・円筒度・直角度を同時に成立させる工程設計ができていなかった可能性があります。測定環境が整っていなかった可能性もあります。
Q4.単品(1個)でも対応可能ですか?
A4.はい、単品・試作・開発品にも対応しております。
Q5.他社で断られた案件でも相談できますか?
A5.もちろん可能です。むしろそのような案件のご相談を多くいただいております。
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<金型>
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<その他加工>
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<設計>
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