テーパーとは斜めの面のことです。勾配とテーパーは同じ状態を表しますが厳密には違います(他サイトで調べてみてください)

■テーパーゲージ

テーパーゲージには大きく2つのテーパーゲージがあります。
・オス形状(テーパープラグゲージ)
・メス形状(テーパーリングゲージ)

■テーパーゲージの精度部分

テーパーゲージを製作するにあたり、精度保証することが多い部位は以下の3つです。
1.大端径
2.小端径
3.角度

上記は、オス形状、メス形状共に共通です。

■大きさなどを測定する以外の使い方

テーパー部分にブリューペースト(ブルーペースト)や光明丹を薄く塗り、それを被測定物に押し当てて、どれくらいのペースとが相手に移る(転写される)のか、その度合いを目視して、テーパーが正しい角度面になっているかを確認するという検査方法です。
これは、同一角度面であっても、角度の始まりと終わりの方では微妙に角度が違っていたり、面自体がまっすぐでない(角度平面でない)場合が多いため、理想的なテーパーゲージ(この場合は、テーパー模範とかテーパーマスターと呼ばれることが多い)と角度平面を比べる比較測定方法です。
航空宇宙業界では多用される傾向があります。

■丸くないテーパ

テーパゲージ、テーパマスターは全て丸い形状ではありません。

上記は、ベンチのような形をしたテーパーマスターです。右の写真をみるとテーパー部分が良く確認できます。

渡辺精密工業は、さまざまな製品に合わせた特注ゲージを設計製作しています。
テーパーゲージやテーパー模範(テーパーマスター)に課題があるときは、お気軽にご相談ください。
当社の技術営業や設計者が親切に対応させていただきます。

テーパーゲージの応用

テーパーゲージを応用すると面取深さの測定や面取径の測定を行うことも出来ます。
面取径測定・検査でお悩みの方はぜひ、渡辺精密工業にご相談ください。

渡辺精密工業に相談するのはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/

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