砥石を成型するときに使用するテンプレートの製作が可能です。






■テンプレートとは
研削加工機に使う一般砥石を成型する為、テンプレートが使用されます。
倣いドレス装置がテンプレートをなぞり、その形状の1/N倍の砥石が成型されます。
最近は、NC装置をもちいて砥石成型を行うことがほとんどです。
テンプレートを倣い装置でなぞり砥石を成型する方法は、昔ながらの加工法ですが、まだまだ現役で使用されているケースがあります。
■テンプレートの精度
研削加工する製品の精度の1/10~1/50程度の精度で製作します。
精度は長さ公差、段差公差だけでなく、平面度、直角度、平行度、うねりなど高い技術が求められます。
多くは、0.005~0.001mm程度の製作公差が求められます。
また、段差の繋ぎ目にR形状やテーパー形状が存在するものが多く、この部分に公差が必要となる場合は、更に製作難度があがりコスト上昇します。
■テンプレートの摩耗
研削加工機の倣い装置が繰り返しテンプレートの同一箇所をなぞるため、特定場所が極端に摩耗します。
摩耗が砥石成型不良(ただしい形に成型されない)を発生させると、その状態が製品に転写されるため、製品不良が発生します。
したがって、定期的にテンプレートの摩耗をチェックすることが必要です。
■テンプレートを長持ちさせるために
倣い装置の機構上、どうしても同一部分を繰り返しなぞることになります。
テンプレートの下部にスペーサーを入れる構造にしておくなど、なぞる位置を変化させる工夫をしておくと、同一テンプレートを長期間にわたり使用することが可能です。
■テンプレートの修理
修理可能です。
ただし、全ての段差、形状部分を全て再加工修理することが必要になるため、新作に近い価格になります。
摩耗具合にもよりますが、目安は新作価格の70~80%程度です。
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