ハサミゲージの修理依頼がありましたが、、、

今日、ハサミゲージゲージ(挟みゲージ、キャリパーとも呼びます)の修理について、お問い合わせがありました。

キーワード検索は、ずばり「ハサミゲージ 修理」とのことでした。

ハサミゲージは、軸物(丸形状でも、角形状でもOK)が、ある範囲内(公差内)に収まっているかを簡単に測定できる測定器(検査機器)です。
被測定物に、ハサミゲージを文字通り、挟みこんで、ゲージが入るのか? そして、どこまで入るのか? で判断するものです。

使い方は非常にシンプルなので、だれでも簡単に測定することが出来ます。

(ゲージの修理に関する当社記事はこちら ==> https://wsl-g.co.jp/problem/20230327-2/

価格も非常に安価な部類に入ります。

この「安価」が問題なのです。

むかしむかしは、ハサミゲージ専門店(個人でハサミゲージを製作する零細企業)がありました。
ところが安価故に、後継者をつくることなく廃業されていくところが多いのです。

その方々は、技術職人さんで、ものの見事に、簡単な機械と測定器、そして、”腕”でハサミゲージを製作されていました。 この”腕”が重要だったのです。

そういう職人さんが、だんだんいなくなってきました。

近い将来、いまの5倍~10倍くらいの価格でハサミゲージを製作する会社が登場する気がしてなりません。

関東方面の友人(同業)も「ハサミゲージの問い合わせが何故か多くなってきた」と言っていました。

やがて、そんな時代が来るのでしょうか。。。。

あ、当社も職人さんをたくさん抱えています。大切にしてほしいですm(__)m (笑)

(寺西 正明)