ゲージの修理について
ゲージ(総型ゲージ、総合ゲージ、計測ゲージ、検査治具など)やマスター(原器、模範など)が摩耗により精度を保つことができなくなった。。。。
渡辺精密工業は愛知県名古屋市にあるゲージ、治工具や精密部品のメーカーです。
こんな感じのゲージ類を製作(制作)しています。




上記のゲージ、マスターは、全て修理可能です。
では、本題です。
ゲージやマスターは各社の社内規定によりますが、だいたい年1回点検・校正するケースが多いと思います。測定室で測定した結果、規定公差を外れるものが、少なからず発生します。
当社が製造したゲージ類も数年経過すると、摩耗によりゲージ、マスターが公差外になり、「修理依頼」として持ち込まれるものが少なくありません。
ゲージ類は、耐摩耗性の高い材質を使用しているのですが、長年の使用により、どうしても摩耗してしまいます。使用頻度が高いと3か月も持たないものもあるくらいです。
(摩耗したことを知らずに使用していると、不適合品がお客様もしくはエンドユーザーへと出荷されてしまいますので、日常点検、定期点検校正は忘れずに実施しましょう)
ほとんどの場合、ゲージ図面やマスター図面が存在するので問題がないのですが、稀に図面がない場合があります。このような場合は、当社で設計した後で、修理することになります。
修理方法としては、部品新作交換や摩耗部分を硬質クロム仕上にして、現状復帰することが多いです。
修理のタイミングで、特に摩耗が酷い部品は、鉄よりも耐摩耗性の高い材質である超硬材を用いて修理(製作)することも可能です。
また、他社製のゲージやマスターも修理可能です。
(図面がない場合は、被測定物などの図面が必要になる場合があります)
ただし、問題がよく発生するのは、複数部品で構成されている組ゲージと呼ばれるものです。組付されている裏側に問題が潜んでいることが多いです。この場合は、分解したあとで、予想外の事態が発生することが稀にありますので、そのときは、相談しながら修理をすすめることになります。
基本的には、どんなものでも、修理することが可能です。
もしも、摩耗や破損などでゲージの修理をしたいな(もしくは、耐摩耗性アップしたいな)との課題を抱えている方は、渡辺精密工業にお気軽にご相談ください。
渡辺精密工業にゲージ修理に関して相談するにはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
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