模範

特殊マスター(特殊模範、特殊原器)の例(設計製作)

模範を辞書で調べると
① 同型の器物や模様を作るときに用いる、そのもととなる型。
② 見ならうべき手本。のり。規範。
と書いてあります。

渡辺精密工業が製作する品物のなかに、この”模範”があります。ただし、別の呼び方で呼ばれることが多く、「原器」(げんき)、「マスター」(master)と呼ばれることが多いです。

渡辺精密工業は、長さや角度、形の出来栄えを検査、測定するゲージを製作してます。
なんとなくですが、長さや角度の”お手本”には 原器 や マスター という表記が使われて、意匠系(外観など)の見本には”模範”という呼び方が使用されるようなイメージです。
たとえば、長さ100mmの見本として模範が用意されるときには、それは「原器」や「マスター」と呼ばれることが多いです。そして、お椀型の凹みの様子(曲率や大きさ、へこみ具合など)の基準として見本が用意されるときには「模範」と呼ばれるような気がします(すべて私見です)。

模範やゲージを設計製作するために必要なものは
・製品図面または3Dモデル
・測定対象の寸法公差
・測定対象の幾何公差
・どんなイメージで測定するのか(<-渡辺精密工業でアイディアを出すこと可能です)
・使用頻度や設置場所などの使用環境
・既存もしくは類似ゲージがある場合は、その写真またはスケッチ
です。
あとは、渡辺精密工業(愛知県名古屋市)に相談すればOKです。
いままで蓄積した多くの経験から、最適と思われる提案をいたします。
当社のお客様は北海道から九州、そして海外まで。毎年100社を超えるお客様にゲージ、治工具をお届けしています。

渡辺精密工業が設計・製作する 原器、マスター、模範はこちら => https://wsl-g.co.jp/products/

特殊マスター(特殊模範、特殊原器)の例(その2)
高さマスター(硬質クロムメッキ付)

(寺西正明)