還暦の父親

今日も、社員さんが話した朝礼ネタから。

その内容は、

父親が還暦になったので、そのお祝いとして機械式時計を贈った。
今まで父親が一生懸命働いてきてくれたお陰で、いまの自分がある。
もちろん日頃感謝の念は持ち続けているが、節目なので、なんらかの形で記念となる品物を贈りたかった。
自分自身が機械式の時計が好きなので、お小遣いを貯めて、有名メーカーの機械式時計を贈った。
最初の数か月は父親は遠慮していて、腕時計を身に着けてくれなかったが、今は、毎日のように腕統計を付けてくれているので嬉しい。
これからも感謝の念を抱きながら親孝行をしていきたい

との内容でした。

機械式時計に関しては、実は、私は社員さんに「買ったらいいよ」と勧めているアイテムの一つです。
自分自身へのご褒美、感謝のプレゼント、想いでづくりなど、色々な意味を込めてです。

彼は、自分自身も、有名メーカーの機械式時計を保有しています。

男性の場合、何十年も使用して、歴史を刻み込めるアイテムは、”時計”が最適だと考えるからです。

めちゃめちゃ高価なものでなくても、機械式ならば、メンテナンスをしていれば、永遠に使用することができます。

なので、私自身も機械式時計が好きで(父親が機械式時計が好きで、その影響も受けています)、節目に購入し、大切に使っています。

さて、

当社は、機械式の測定具(ゲージ)、治工具を作っています。

心を込めて、高品質、高耐久性、そして、低コストの実現を目指してゲージ、治工具を製造しているのです。

お客様が(測定器なので)丁寧にご使用していただきたいので、美しさにも拘って製造しています。

朝礼の彼は、精密加工を行う技術職人さんです。

きっと、機械式時計を私が勧める様々な意味を理解して、お父さんにプレゼントしたのではないかな、と想像しております。

これからも、お客様のお役に立ち、かつ、記憶に残るような製品を世の中に生み出していきたい。
そんな、誇りをもって仕事をしてほしいなと考えております。

(寺西正明)