再生医療
ある日、再生医療の研究に取り組んでいるお客様から治具製作の相談をいただきました。
そのお客様は、最初に市販のミスミ製の部品を組み合わせて、わずか三日間で治具を試作されたそうです。
しかし思うような結果が出ず、どうしたら良いかと悩んだ末に、当社に声をかけてくださいました。
私たちは丁寧にお話を伺い、これまでの精密加工の経験を活かして、治具を製作しました。
そして本日、お客様から「渡辺精密工業さんの治具で課題が解決しました。この成果が積み重なれば、将来、人の命を救うことにつながります」と感謝の言葉をいただきました。
胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じました。
私たちの治具が研究を前進させ、人の命を守ることになる。
日々の仕事の中で、そんな大きな意義に触れられることがあるのだと、改めて思いました。
ものづくりの現場では「できそうでできない」「標準品では不可能」といった課題が少なくありません。特にいまの生産技術の方は ”手配屋さん” の役割の人がおおく、実質的なことが分かっていないひとが多いように感じます。
ミスミ製品が役に立つ場合もたくさんあります。だけど、それでは駄目な場合もたくさんあります。
もし現場でお困りのことがあれば、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
きっと解決の近道になるはずです。
(寺西正明)