検査機の校正ツール
検査装置(検査機)が正しく動いているのか
検査機は便利なツールです。製品をセットすると、その製品が正しいものであるかを判断してくれます。
しかし、その検査機自体が「正しく動作しているのか?」。。。どうやって確認するのでしょうか?
校正する(検査装置のチェックを行う)
正しく、動作しているか確認することを「校正」と呼びます。では、どうやって確認するのでしょうか?
一般的な方法としては、予めスペック(仕様)が明確である被測定物を検査(測定)し、スペック通りの値や結果が出ることを確認します。
校正マスター
検査機をテストするために校正マスタ(原器)が使用されます。
検査機のスペックにより校正マスタの精度は変わります。
オーバースペックな校正マスターを用意してもコストメリットがありません。検査機の分解能(精度)に応じて、校正用マスターを用意します。
当社では1ミクロン単位で校正マスタをご用意することが可能です。
わざと不良品の校正マスターを用意して、「NG」であることを検査機が示すかを確認する場合もあります。
検査機が「不良」と判断するかを試すためです。
例えば、わざと偏芯(偏心)させた円筒マスターなど、通常の製品加工では得られないものも校正マスターとして用意されることがあります。
どんな校正マスターを製作できるのか
渡辺精密工業は1ミクロン単位の精密加工を得意とする会社です。
当社がご用意できるものは、四角形状の高さ、厚み、凹みや、円筒形状の直径など「長さ」に関するものです。
2つの面によって構成される「角度」のマスターも可能です。
また、微小な穴(例:φ0.1xL0.5)や傷の加工を行い、欠損を確認するもの。
重さのマスターをご用意することも可能です。
校正マスターの注文先
渡辺精密にお気軽にご相談ください ==> https://wsl-g.co.jp/contact/
ゲージメーカー渡辺精密工業の営業品目
渡辺精密工業は愛知県名古屋市に本社・工場があるゲージメーカーです。
各種ゲージ、治工具、試作品を手掛けております。
当社の営業品目は以下の通りです。
<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ、球面模範、模範、基準器、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器) 等
<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総型ゲージ、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、計測ゲージ、測定ゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック 等
<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)
<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等
<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計
<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など